(初回の記事にある「理念」を未読の方は、下の文章をお読みください。)
※奄美の生物観察&採集に対する、私の考え方や理念は下のリンクをお読み下さい。私は、まだ今ならぎりぎり、「希少種を繁殖させる&採集のマナーを守り配慮する」ことで日本の宝を守ることが出来ると考えています。200年後も水槽で奄美の生物種を飼育できるように、徳留アクア工房はブリードという形で貢献したいと考えています。
↓ここから、奄美大島旅行の3日目の記事です♪
初夏の奄美大島旅行、3日目は魚釣りと海水魚採集に挑戦です!! 台風2号が近づいていて、ちょっと雨風が心配ですが……風向きが島影になる場所を選ぶなど気をつけつつ、海を楽しむことが出来ましたのでレポートにまとめます♪
なお、先日ネタバレ的にまとめた記事↓がありますが、そちらをご覧になられた方もお付き合いいただけましたら幸いです(笑)
古仁屋港で魚釣り(午前中)
先日の記事でも紹介していたので、古仁屋港での魚釣りはさくっと触れて、駆け足で行きたいと思います!
古仁屋港では、クロダイやスズメダイなどの仲間が海中で泳いでいるのが見えるくらい、海が透き通っています。また、煮干しサイズのイワシのような小さな小魚が群れて泳いでおり、時々大きな魚がジャンプしている様子も見られました。
古仁屋港は、奄美大島と加計呂麻島の間にある港です。湾内では、水深がありながらも風や波が穏やかなので、太平洋を航海する船が立ち寄る重要な拠点にもなっています。
この日も、台風2号が近づいてきていたため、たくさんの大型船が湾内に避難していました。
――そんな船の邪魔にならないよう気をつけて、釣りを開始です♪ 仕掛けは、ジグヘッドに人工ゴカイちゃんをセット。匂いや味がゴカイに似ている製品です。
しばらく投げていると、↓のようなハタ(地元の方いわく、ネバリと呼ぶそうです)が喰いつきました♪
また、同行していた知人は大きなサヨリを釣りあげていました♪
↓魚は見えていますが、なかなかジグヘッドには反応せず(笑) テトラポットなどの根もたくさん見えているので、次回はウキ仕掛けの餌釣りがよさそうです。
なお、↓100均のルアーやコマセ籠を付けた胴付き仕掛けも試してみましたが、反応が良かったのはジグヘッドでした(笑) 次回は、ちょっと作戦を練ってから挑戦したいと思います!
――ということで、古仁屋港での魚釣りはちょっとしょっぱい感じで終了♪ でも、透き通った青い海で釣りをするのは、とても楽しかったです♪
午後から海水魚採集に行きます!!
お昼ご飯を食べて、午後からは海水魚採集に向かいます! 台風の影響で風が強い場所も多いため、島影になるような場所に知人に連れて行ってもらいます。
1か所目:とある海水浴場の近く
1か所目は、とある海水浴場の近く。でも、波風が強くてなかなか見つけられない……otz 潮だまりがあるのですが、風で波立って水中が見えないのです。
何とか、浅瀬の石をひっくり返すものの……ちょっとグロいナマコみたいな奴しかいない(笑)
早めに切り上げて、別のポイントに向かいます♪
2か所目:とある海岸
2か所目は、とある海岸。知人に連れてきてもらっているので、場所が何となくしか分かりませんが、古仁屋からも比較的近い場所です。
↑草道を通って、↓海岸に出ます。遠くの方ですが、岩がゴロゴロしている場所と潮だまりが見えていました。
途中、岩がゴロゴロしている場所で、水中で小魚が逃げ惑っている様子が見れました。網を入れてみると……初めて見る魚が網に入りました!!
グーグル先生で調べてみると「タナバウオ」という魚の仲間のようです。淡水熱帯魚のラミレジィやカメレオンフィッシュなどにも似ていますね。
その他にも、ここではハゼがたくさん取れました。
そして、浅瀬を歩いていると――バシャバシャと水音が聞こえて、何かが逃げています!! 急いで網をいれると――
小さなウツボちゃんが採れました!! とはいえ、成長したらかなり大きくなると思われるので写真を撮影してからリリースします(笑) 海のチビギャングは、きっと大きなギャングになってくれることと思います♪
そうこうしているうちに、潮だまりがある場所に到着しました♪ そこら辺にハゼや巻貝、ヤドカリなどが見えています!!
↑はタカラガイの仲間。生きているタカラガイを私はなかなか見つけることが出来なかった(いつも貝殻ばっかりだった)のですが、ここにはたくさんの生きているタカラガイが♪
↓のウニは、漁業権とかがあると思われるので、スルーします。磯遊びはルールとマナーを守らないと、漁業権違反は漁具没収&罰金など、痛い目に遭います。
そうそう、ウニの仲間やイソギンチャクの仲間は人間にも有害な刺胞毒を持っている種類も多いので、むやみに触るのは危険です。見かけても、知らない生き物は素手では触ってはいけません。
私も、この日は「ゴム引き軍手+魚とり網+長靴」を装備して、ハオコゼなどの毒を持つ生き物に万一触れてしまっても、すぐには大事にならないように気をつけてガサガサしています。
――と、その時。潮だまりにコバルトブルーな「何か」が見えました!!
ルリスズメダイの仲間です!! この子達を探していたのでした!!
無事にゲットして、鹿児島市内の自宅に送るようにします(笑) まだ1~2㎝くらいの子どもなので、カクレクマノミとも今はケンカせずに同居出来ることと思います♪
まとめ:奄美大島の磯遊びも楽しかったです♪
↓は後日(記事を書いている日)に撮影した徳留アクア工房の海水魚水槽です。磯遊びで捕まえたコバルトスズメの仲間と元々いたカクレクマノミのペア、少しだけ持ち帰ってきた巻貝や海水のヤドカリなどが仲良く混泳してくれています♪
そうそう、奄美大島にいる「陸にいるヤドカリ=オカヤドカリ」は、天然記念物なので採集や持ち帰りは禁止されています。奄美大島で生き物採集をするして『持ち帰ることを決める』ときには、必ず生き物の名前を確認してから持ち帰るようにしないと、法律違反は後が怖いです。気をつけて下さいませ。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪ 次回の記事は「3日目の夜はナイトツアー♪ アマミノクロウサギを見に行く」という内容を予定しています!!