(初回の記事にある「理念」を未読の方は、下の文章をお読みください。)
※奄美の生物観察&採集に対する、私の考え方や理念は下のリンクをお読み下さい。私は、まだ今ならぎりぎり、「希少種を繁殖させる&採集のマナーを守り配慮する」ことで日本の宝を守ることが出来ると考えています。200年後も水槽で奄美の生物種を飼育できるように、徳留アクア工房はブリードという形で貢献したいと考えています。
↓ここから、奄美大島旅行の3日目の「夜の生き物観察」の記事です♪
奄美大島観察&採集旅行の3日目の夜。小雨が降る中、知人に案内&安全運転してもらいながら、林道で生き物の観察をします。
夜の林道は、生き物の密度が濃くなります。冬に来た時と比べ物にならないくらい、カエルやネズミの姿を目にしました。
また、今回の夜の林道では――
・アマミノクロウサギ×3匹
・リュウキュウイノシシ×1家族(群れ)
・小型のネズミ(飛び跳ねて横切る)×たくさん
・オットンガエル×たくさん
・ハナサキガエル×5~10匹程度
・ヒメハブ×1匹
・ホンハブ×1匹
・アカマタ×5匹程度
・夜の水たまりでのアマミシリケンイモリ×たくさん
――というような観察が出来ました。
暗い中でピントがなかなか合いませんでしたが、一部は写真にも収められたので報告したいと思います♪
↓アカマタという無毒のヘビ。でも、気性が荒いので近づくと噛みつこうとしてきます。
↓ヒキガエルくらいのサイズと存在感があるオットンガエル。大きなカエルです♪
↓林道わきの側溝のイモリやオタマ。ここはイモリの数が少なかったですが、ハブには注意です(笑)
↓側溝の写真その②オットンガエルのおたまじゃくしっぽいのがたくさんいます。(もちろん、採集は法律で規制されています。違反するとかなり重たい罰則がありますので、知らないオタマジャクシは掬ってはいけません!)
↓道の途中にある、細長い棒のようなモノ。ハブかな?――と思いますが、木の枝だったり、人工物だったりすることもしばしばです(笑)
↓小雨の後は、霧がよく出てきます。とても1人では、怖くて入れません(笑)
↓イモリのいる側溝の写真その③。こちらも、ハブには気をつけて撮影です♪
↓黒っぽいのが、アマミシリケンイモリちゃんです。夜はここだけで、20~30匹はアマミシリケンイモリが見れました。(印象としては、昼間の2~3倍のイメージです。密度が違います!)
↓ハナサキガエルのやや背中が緑色っぽい子も見れました♪ジャンプ力と逃げ足が凄いです!!
↓そして、帰り際にホンハブちゃん登場♪ この夜に見たかった動物は全部見ることが出来ました!
↓ズームすると柄も綺麗に見えます♪
↓林道での観察の途中では、アマミノクロウサギとも3回出会えました。
↓は上の写真をアップした画像です。アマミノクロウサギはトイレをするときに、道路などの開けた場所に出てきます。トイレをするとき(警戒心が薄れるとき)にハブに近づかれても、いち早く気付いて逃げることが出来るためだと言われています。
アマミノクロウサギが出没する場所は、道の真ん中に「コロコロした丸いフン」が落ちています。そのような場所を車で走る時には、カエルやネズミなどもたくさんいる場所になりますので、いつも以上に安全運転を心掛けたいものです。
まとめ:奄美大島のナイトツアーでアマミノクロウサギと出会うためには――安全運転が大切です♪
前回12月に夜の林道へ行った時にはアマミノクロウサギと出会うことは出来ませんでしたが、今回の林道ナイトツアーでは「見たいと思っていた生き物すべて」を見ることが出来ました。また、12月に比べると生き物の気配や匂いが濃くて、梅雨の奄美大島の生物の息吹を感じる事ができました。
今回、林道を走っている時には「レンタカー」の対向車が3台ほどおりました。お互いに、安全運転に気をつけて、自然のルールとマナーを守りながら、生き物観察を楽しめたらと感じています。
奄美大島の生物は、日本全体の宝でもあります。
後世にも奄美大島の魅力を残していくために、私も「私ができること、やりたいこと(=環境に配慮しながら、生き物の飼育を多くの人が今後も楽しめる環境やマナーづくり&売上を奄美大島や鹿児島を含めた日本の自然に還元する)」で貢献したいなと思っています。法律という絶対的な線引きの中ではありますが、私なりに私が出来ることを頑張ってみたいと思います♪
――それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪ 奄美大島旅行の4日目は、いよいよ島中のイモリポイントをめぐっていきます♪
↓のように、たくさんのイモリが見れましたので、ぜひお楽しみに♪