外部式フィルターのお掃除方法〜鹿児島市の水槽メンテナンス〜

今回の記事では、水草水槽や熱帯魚水槽に欠かせない「外部式フィルターのお掃除方法」について紹介します。

徳留アクア工房の水槽メンテナンスでも、毎月1回はフィルターやろ過材のお掃除をしています。

また、定期的に分解してインペラや内部のお掃除も欠かさずにしています♪

そんな外部式フィルターは、主に水草水槽や大型魚水槽、海水魚水槽などに使われていることが多いです。

上部式フィルターや投げ込み式フィルターよりも効率の良い濾過ができ、水草育成に欠かせない二酸化炭素の添加にも役立つフィルターです。

ぜひ日々のお掃除をしっかりして、ご自宅の外部式フィルターを長く利用してあげて下さいませ。

外部式フィルターのメンテナンス

①まずはコンセントを抜いてフィルターを止めます。動いたままホースを外すと水漏れで大変なことになりますので、基本的なことですがしっかりと作業してみて下さい。

②給排水ホースの根元に、「水流オン・オフコック」があるので、(メーカーさんで違いますが、大抵の機種は右に捻って)オフにします。

コックをオフにしないと、ホースを外した時に「サイフォンの原理」で水槽の水が流れ続けますので、確実にオフにしてあげて下さい。(コックのオン・オフの向きに要注意です。間違えるとコック破損=水漏れにつながります)

③給排水ホースの周囲に雑巾などを巻いて(少量の水漏れ対策をして)、給排水ホースの取外しをします。

ホースを取り外すと、コック内の水が少し漏れますので、床を濡らさないように拭き取りをします。

④お風呂場や屋外の水道などで、外部式フィルターを分解していきます。

(水漏れ防止や破損防止のために、最初は取り扱い説明書を見ながら分解した方が安心です)

無理な力をいれると、割れたり歪んだりして「水漏れの原因になる」ので、正しい取り扱い方法で分解していきます。

⑤分解しましたら、ろ過材の洗浄をしていきます。

ガラスリングなどの「バクテリアの巣」になる濾材は「飼育水ですすぐ」ように洗います。水道水は殺菌の塩素が入っているので使いません。

その一方で、ウールなどで汚れを濾し取る「物理ろ過」をする濾材は水道水でしっかり汚れを落とします。

(物理ろ過もバクテリアのダメージを考えて飼育水で洗っても良いのですが、リング濾材を入れていれば影響は少ないようですので、私は水槽の状態と作業時間を考えて主に水道水で洗っています)

⑥モーター部分(インペラ)も分解して、歯ブラシなどで水垢を落とします。

インペラは磁石でできていますので、土や桜島の火山灰(砂鉄を含む)をくっつけないように気を付けてあげて下さい。砂鉄が磁石に付くと、回転する時にヤスリのようになって傷が入ったり、摩耗してしまう原因(=異音やガタつきの原因)になります。

(洗浄後、水道の脇に直置きしたりするのは厳禁です。鹿児島では火山灰や砂ぼこりなどが残っていると、砂鉄がくっつきます)

⑦お掃除が完了したら、元通りに組み直します。

インペラ、濾材、パッキンなどを確認しながら元通りに組みます。ゆがみやねじれ、組み間違いがあると水漏れの原因になりますので、しっかり組んであげて下さい。

また、同時に部品に破損がないかもチェックしていきます。(ヤバいかな……と思った部品は、経験上、ほぼ数日〜数ヶ月でアウトになります。日々のメンテナンスで破損防止に気をつけ、大きな水漏れに繋がる前に組み直しや交換をしましょう)

⑧給排水ホースを接続し、オン・オフコックをオンにします。

⑨呼び水をします。

呼び水とは「外部式フィルター内(インペラ部分)に水を通す」ことです。

フィルター掃除後は、インペラ部分には空気しか無い=空回りするため、水を回してあげるために呼び水をするのです。

大抵は給水ホースのコックをオンにすると水が入るのですがーー各機種事にやり方が異なるので、最初は取り扱い説明書を見ながらしてみて下さい。

⑩フィルターから水が漏れないことを確認して、コンセントを繋ぎます。

コンセントを繋ぐと、フィルター内部に通水して水が循環することを確認します。(水が循環していなければ、呼び水からやり直します)

なお、水圧がかかっている(動いている)時に、給水ホースのタップ、外部式フィルターの各パッキンなどから水が漏れていないことをしっかり確認します。

⑪しばらく水を循環して、インペラの空気を抜きます。

インペラに空気が最初は残っているので、ジュワジュワというような音がすると思います。通水しながら外部式フィルター本体を優しく揺すって、通水で空気を押し流すようにします。

⑫5〜10分ほど動作させて、最後に「水漏れしないこと」の確認と「給排水がしっかりされていること」の確認をして完了です。

外部式フィルターは、パッキンの劣化や取り付けミスで「時間差で、ポタポタと水が染み出るように漏れる」ことも有るので、5〜10分ほど動作させて水漏れが無いことの確認をします。

問題なければ、作業完了です♪ ↓のように水槽内の飼育水に白濁りが出ることもありますが、通常は一晩で透明な水に戻ります。

(まとめ)鹿児島市の熱帯魚水槽の設置やメンテナンスは徳留アクア工房にお任せください

今回の記事では、外部式フィルターのお掃除について紹介しました。

慣れれば20分程で出来る内容ですが、しっかり作業しないと器具の破損や水漏れに繋がるメンテナンスでも有ります。

外部式フィルターを掃除する時は、取り扱い説明書を見ながら丁寧にメンテナンスしてあげて下さいませ。

なお、徳留アクア工房では、熱帯魚水槽のゼロからの設置や販売に加えて、お手持ちの水槽の大掃除メンテナンス(単発メンテナンス:水槽サイズにより1.5万円前後〜)も承っています。

水槽のメンテナンスや分解掃除が不安な方は、お気軽に徳留アクア工房までご依頼いただけたらと思います。

メールでのお見積りは無料です♪

↓水草が伸びた水槽も、元ある水草や流木などを活かしてメンテナンスいたします。