「水槽の拭き方」を 知っていますか? 傷のつきやすいアクリル水槽は、ガラス水槽よりも注意(優しさ)が必要です

徳留アクア工房の徳留です。今回の記事では、ちょっと意外かもしれませんが「水槽の拭き方」について紹介します。

季節は春。暖かくなってきて、水槽の大掃除をしようかなという方も少なくないかと思います。

ちょっとした配慮ですが、「水槽の拭き方」を意識することで水槽の傷を抑えることができますので、気にしてあげてみてください。

特にアクリル水槽を拭くときには、注意してあげたほうが良いです。

アクリル面を「アルコール入りの除菌シート」で拭くと、化学反応を起こしてキズの原因になったり、変色やヒビ割れの原因になったりすることがありますので。

まずは基本。アクリルもガラスも外側は共通の拭き方(濡らしたタオル+薄めた洗剤を含ませたタオルで拭いていきます)

アクリル水槽やガラス水槽の外回りは、濡らした柔らかい布で拭いていきます。基本的には、次のような流れです。

①タオルなどの布を3枚用意します。(砂やホコリで汚れていると、水槽に傷がつく原因になりますので、綺麗なタオルを用意してください)

②1枚目の布は、綺麗な水道水で濡らし、ちょこっと水分が残るように緩めに絞ります。

③2枚目の布は、洗剤を薄めた水を含ませて濡らします。

④1枚目の布で「水槽のホコリを落とすように、軽く水槽を拭きます」

⑤2枚目の布で「水槽に付いた指紋や油をふき取ります」

⑥その後、洗剤が残らないように1枚目の布の使っていない面で拭き上げます。

⑦最後に3枚目の布(乾いた柔らかい布)で軽い力で水滴を拭いて、仕上げます。

水槽のフチや水槽台との境目には、ホコリやこぼした餌が溜まりやすいです。そこも忘れずに、水で濡らしたタオルで拭いてあげます。

ちょっと応用。アクリル水槽の注意点

繰り返しになりますが、アクリル水槽はアルコール(除菌クリーナーなども含む)やシンナーなどの揮発性の高い液体系で拭くのは厳禁です。

アルコールやシンナーがアクリル水槽の樹脂を劣化させて、細かいヒビや変色、白い曇りの原因になります。

また、水槽の中の苔を落とすときもスクレーパーやたわしを使うと傷がつきやすいです。(ガラス水槽ならある程度大丈夫なことが、アクリル水槽ではキズの原因になったりします)

油断は大敵。↓の写真のように、メラミンスポンジを使って苔を落とすのが、大きなキズを付けにくくておすすめです。

なお、水槽の中で苔落としをするときは「底砂を噛む(スポンジと壁面の間に砂が入る)」と、ヤスリで擦るように傷がつきやすいです。

底砂との境目を掃除するときには、砂を噛まないように気をつけてください。

ーーということで。

また次回の記事でお会いしましょう♪