気が付けば8月も終わり、9月に入りました。夏の間に遊んだプール、たたんでまた来年使うのも良いですが「大きな池」として、庭に置いてビオトープにしてみませんか?
――ということで、今回の徳留アクア工房の記事は「大型プールで池を作る」事例を紹介します! 実際は、2024年の5月に設置した事例なのですが「夏に遊んだ後のプール」を有効活用してもらいたいなと思って、紹介したいと思います。
メダカや金魚、(濾過を強化したら)錦鯉などの飼育を楽しむことが出来ますし、ビオトープとしての楽しみ方もできたりします。
大型プールで池を作るイメージ
まずは、プールを組み立てます! 下のような感じになりますが、このままでは「紫外線で劣化する」ため、周囲を100均のすだれなどで囲って遮光していきます。
ちなみに、中身は↓のような感じに。浮草系の水草やスイレンなどが入っていて、甲突川で採集したメダカやハヤの子ども、エビなどが入っています♪
大型プールで池をつくる流れ
庭の畑部分に、今回はプールを設置します。今回は3m×2mのプールをしようしますので、排水や給水と地面の強度を考えて――設置場所は選んで下さい。
↓まずは設置場所の整地。徳留は「排水を考えたら、右側(通路側)へ傾斜をつけた方が良いのかな?」と水平では無くて、斜めにしてしまって――少し失敗しました。大型プールの設置は「水平を出す」のが一番ですので、しっかり整地してください。
整地したら、↓のように除草シートを敷きます。(プールの周囲に雑草が生えるのが嫌でしたので)
除草シートの上で、プールを組み立てていきます。今回は「インテックス製大型プール」を使用しました。
地面に傾斜をつけてしまったので、枠の管がちょっとズレ気味でした……が、きちんと組み立てられました♪ なお↓のプールの奥に見える「黒い穴●」は、排水用の管を繋げられます。
↓のように、100均のすだれを用意して「プールの周りを囲う」ようにして行きます。遮光率100%ではありませんが、紫外線でプールが劣化するのを防いでくれることを期待します。(アルミ針金などを使って、すだれはプールに固定します)
水を溜めて中を見たら↓のような感じ。左には軽石と石をトロ舟に入れて沈めてあります。(エアーをかけて濾過効果を期待しています)
周囲を囲むと、↓のような感じに。新品すだれと手持ちの古いすだれもつかったので、今は色味が違うところもありますが――数か月で目立たなくなってくれることでしょう。すだれの固定と見た目をかんがえて、プールの周囲には、観葉植物やハーブの鉢も並べていきます。
プールの中にも、水草や抽水植物を植えていきます。
2ヶ月経った後は、↓のような感じ。ホテイアオイやマツモなどが繁茂してくれました。水替えは「基本的に雨水」なので、青水になっていますが――大雨が降ると透明度が上がります。
↓は、引取り依頼でスイレン鉢を引き取った後の様子。広い池で葉を茂らせてくれて、とても良い雰囲気です♪
まとめ:大型プールで池を作って生き物を飼おう♪
このような感じで、今回は「大型プールを使った池作り」を紹介しました。
個人的には、最初「錦鯉や大型魚を飼育するつもり」で池を作ったのですが――「濾過能力」を考えて、途中からめだかのビオトープへと変更しました。
水替えの頻度や水量も考えると、水草や植物の浄化作用&雨水と時々の注水で維持できる「ビオトープ」が最適かなと。(もちろん、浄化槽用のブロアーなどで曝気するか、池用のフィルターを付けてあげれば錦鯉も飼育できます)
夏の間に、大型プールを購入された方――ぜひ、庭で大きなビオトープも楽しまれてみて下さい♪
(徳留アクア工房では、「トロ舟などの中型サイズの池」~「スイレン鉢など小型サイズ」までのビオトープの設置やメンテナンスもしています。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください)