(水槽施工事例:鹿児島市N様邸)90cm水槽のお掃除代行→水草レイアウト制作を行いました。

11月某日、鹿児島市にて90cm水槽メンテナンスのお仕事に行ってきましたので、施工事例としてレポートにまとめたいと思います。

↓は施工後3日目の写真です。石組みで水槽の前後を区切り、前面にはグロッソスティグマ(背丈の低い水草)が一面に生えてくるように施工してあります。また、後面にはロタラ(草丈が長くなる赤い水草)を配置して、1~2か月後にボリューム感が出るように施工しています。

 

お客様のご要望

今回も、事前に訪問見積りをさせていただきました。訪問時の水槽はこちら↓。なかなかメンテナンスをする時間が取れないとのことでしたので、徳留アクア工房がお手伝いをさせていただきます!

その中で――

・「グロッソスティグマの絨毯」がある水槽が欲しい。
・カージナルテトラとラミーノーズが前面によく出てくるレイアウトを。
・ロタラなどの有茎水草がジャングルにはなって欲しくはない。
・ろ過器のパッキンやインペラなどの消耗部品も交換してほしい。
・2~3か月後に水草を一度トリミング(剪定&植え直し)して、ボリューム感を出す。

――というご依頼をいただきました。

まずは、お見積書や使用機材の一覧書などを作成します。

また、同時に↓のようなレイアウト図もお送りしました。

また、↓のようにレイアウト案の意図もご提案します。

(レイアウト案の意図)

・グロッソスティグマになるべく多くの光を当てたいと考えています。一方で、育成条件が揃うと本水草は爆発的に増えて根を伸ばすため、「石組みで前景と後景を区切る」ことでレイアウトが崩れることを防ぎます。(前景に強めのLEDライトの光、後景に今までのLEDライトの光を当てる予定です)また、前景がグロッソスティグマだけだと、単調な前景になりがちなので、オーストラリアンクローバーやクリプトコリネを使って、前景に自然な雰囲気の変化をつけるようにします。

・外部式フィルターの給排水パイプが、景観を乱すのでなるべく隠したいと考えています。そのために「パイプを右側に寄せる+石組みと流木+ミクロソリウム」を使って、右側に高さのあるレイアウトを作ります。また、バランスを取るために左側にも、やや小さめの石組みを作ります。フィルターのパイプを右側に寄せることで、水中の汚れも右側に多くなりがちです。この部分を重点的に掃除するために、右側は石組みや流木などに「掃除時に撤去しやすい水草(活着水草)」を使用してレイアウトを作成します。

・水槽内に赤色が入ると、他の水草の緑も映えます。また、水槽内の窒素分吸収や魚の隠れ家などにも良い、ロタラの仲間の有茎種を後景の左側には植えこみます。ただし、よく茂った有茎種の下は光が不足しがちなので、耐陰性のある南米ウイローモスやクリプトコリネ、アヌビアスなどでレイアウトを作成します。

・二酸化炭素の添加は「1秒間に3~4滴」を予定しています。グロッソスティグマの絨毯ができるまでは、やや多めに二酸化炭素を添加して「成長を促進&底砂に使った栄養系ソイルから出てくる栄養素によるコケの発生を防止」したいと考えています。

――このような提案をして、前金分をご入金いただいて使用する水草や機材の手配や仕入れを行います。当日までに準備を終えて、施工日には機材一式をもって訪問いたします。

施工内容

今回の施工内容はーー
①水槽丸洗い+消耗品交換(水槽と器材のコケや汚れ落とし/底砂の入替え/フィルターの掃除/水の入れ替え/大きなOリングの交換など)
②水槽のレイアウト制作/グロッソを主役とした水槽レイアウト作成
③管理アドバイス/その他:コケ対策、巻貝対策など(生物兵器の投入)
――になります。

ここから、↓に施工の様子の写真を並べていきますね。

水槽の水を抜いて→掃除→底砂入れ替え→石組み→水を入れる

↓石組みレイアウトを作るときには、水槽が割れないように「発泡スチロール板」を敷くことを忘れてはいけません。岩の重さを分散してくれるので重宝しています。

石組みを作ったら、↓ソイルを敷いていきます。今回は「中粒・小粒・細粒」を水草を植える場所ごとに使い分けました。

ソイルにはサイズごとにそれぞれ、メリットとデメリットがあります。中粒は底砂の酸素量を維持しやすい(目詰まりしない)けれど大味なレイアウトになってしまう。細粒はグロッソスティグマなどの小さな水草が根を張りやすい(繊細なレイアウトを作れる)けれど目詰まりして、メンテナンスをさぼると有毒なガスが発生することが有るなどです。

↓のように、水を張ると「流木が浮いた」のですが、石組みに使っている石を重しにして沈めます。後から水草を配置することで違和感なく仕上げることができますし、1~2カ月後のメンテナンスのときには水に沈むようになっていると思いますので、石組みを部分的に作り直すこともできます。

飼育機材の掃除やメンテナンスも行います

水をいれるだけでなく、水を循環させるフィルターやヒーターの掃除とメンテナンスも行います。

(エーハイム:外部式フィルター)フィルターを分解して「汚れ落とし」「Oリング交換」「ろ材掃除&一部交換」「一部のホース交換」を行います。

長期間使用しているフィルターは、インペラ内部もヘドロや藻がたまっていることが多いです。分解してきれいにしていきます。

ろ過材もヘドロが溜まっていましたので、今回は丸洗いします。(本来はバクテリアを殺さないように飼育水で洗浄することが鉄則ですが、ケースバイケースで水道水で洗浄をします)

↓はホースが折れていた(水量低下と漏水の原因になります)ので、新品の専用ホースと交換します。

硬化していたホースも交換し、「抜け」が怖いので補強してから設置しました。

(コトブキ:外部式フィルター)フィルターを分解して「汚れ落とし」「Oリング交換」「ろ材掃除&一部交換」「劣化によって漏水してしまった、給水ホース一式の交換」を行います。

↓密閉する部分(側面)に固形化した汚れ(水垢のようなもの)が溜まっています。これを放置すると水漏れの原因になりますので、除去します。

↓のように、こちらもインペラまで分解して洗浄していきます。

ろ過材もヘドロが溜まっていましたので、洗浄と交換をしていきます。

特に「古くなった活性炭(2カ月以上使用した活性炭)」は、吸着した汚れを水中に再放出するので、今回はリングろ材に交換しました。また、ろ過ウールも新品に交換します。

Oリングも取り寄せて交換しました。

(その他)その他にも「ヒーターの動作確認」「水温系の設置」「二酸化炭素添加機材の動作確認→既存の機材が動作しなかったので、レンタル品の貸出し」などを行います。

(余談)水槽メンテナンスのワンポイント

ここで、余談というか「徳留アクア工房なりの水槽メンテナンスのコツ」について、紹介します。

劣化した部品の交換で水漏れ対策を!

①パッキンやインペラなどの消耗品交換は重要:防水のためのパッキンやモーターのインペラは消耗品です。また、ビニール素材やプラスチック素材は、時間経過とともに劣化して柔軟性がなくなってしまいます。

特に6年以上使用している水槽機材はパッキンが硬化して「メンテナンス時に動かす=硬化したパッキンに隙間ができて水漏れする」という事故が起こる場合もしばしばあります。

徳留アクア工房では「施工後に水漏れが無いかの確認+お客様にも2~3日は毎日、水漏れ確認をお願いすること」を行っていますが、物理的に劣化している場合には丁寧に作業しても水漏れが発生しますので、そのような場合には部品交換をお勧めしています。

困った時にはレンタル品の貸出しもあります♪

②機材や生物兵器の貸出し:機材が劣化していて部品交換が必要――というときに、フィルターやエアポンプが使えないと、水質悪化で水槽の生き物たちに不便をかけてしまいます。徳留アクア工房では、お見積り時に機材のおおよその使用年数をお聞きして、「交換が必要かもしれない」と感じた機材を持参してメンテナンスをいたします。

もし、フィルターから水漏れをして交換部品が届く2週間使えないとしても――貸出しのフィルターがあれば水槽の水質維持ができますから。在庫状況や貸出し状況にもよりますが「フィルター、ヒーター、エアポンプ、隔離箱、二酸化炭素添加機材など」の貸出しが可能です。

また、「巻貝対策」「苔対策」などに、生物兵器として使用できるエンゼルフィッシュやプレコなどの貸出しも行っています。ぜひ、ご利用ください。

専門家を上手に使ってください♪ 水槽関連、何でも相談してくださいませ

メンテナンスには結構時間がかかります。なので「水槽の維持やメンテナンス、生体の飼育や繁殖、おすすめの混泳魚や水草」など、雑談がてら水槽関連について徳留まで何でもご相談ください。

・今の水槽に追加できる生き物や水草
・2本目の水槽を設置するとした場合の目安費用やおすすめ機材
・水槽の上や周りに置く観葉植物の選び方

――などなど。ぜひ、専門家を上手に使ってくださいね。

↑や↓のような、観葉植物や苔の販売や取り寄せも可能です♪

↑のような、「水やり不要な苔ボトル」もご提供できます。また大型の鉢植えなども、予算に合わせて仕入れられます♪

(一般小売店とは違って、店舗の維持費が不要なので、その分お得にできますし、大量購入の場合はさらに融通やおまけが可能だと思います♪)

不要な機材や生体の無料引取りもしています

徳留アクア工房では、不要な機材や飼育しきれない生体の無料引取りもしています。

今回のご依頼でも「90cm幅の水槽用蛍光灯」を「最新式の高光度LEDライト」に買い替えられたことで蛍光灯が不要になられたので、当方で無料で引取りをさせていただきました。

回収した蛍光灯は耐用年数やより新しい機材がたくさんあるので有償での販売は難しいのですが、「爬虫類の紫外線ライト用」としてまだまだ使用できそうでしたので、徳留アクア工房のトカゲちゃん達に使っていきたいと思います。

まとめ:鹿児島市や姶良市の水槽メンテナンスやお掃除代行、水草レイアウト作成などは徳留アクア工房にお任せください♪

――ということで、完成した水槽がこちら。設置直後なので白濁りが発生していますが、数日~1週間程度でかなり落ち着きます。

なお、通常は90センチ水槽のメンテナンスは3時間を予定しているのですが――丸洗い(底砂をすべて取り出して、フィルターも分解洗浄)となると1.5~2倍は時間がかかります。

今回は午後13時から水槽メンテナンスを始めて、施工完了は19時過ぎ。完全撤収は19時30分を回ってしまい、夕食の時間にかかりそうになって、依頼者の方にもご不便をおかけしてしまいました。

なお、3日後に訪問(フィルターの水漏れの部品交換&二酸化炭素添加機材の動作確認)した際には、水槽の濁りも比較的落ち着いてきていました。水槽内のバクテリアが増えたり、水草の状態がさらによくなったら、水の透明度も飛躍的にアップすることと思います。

また、水草も新芽を伸び始めさせていて、今後の成長に期待が持てそうです。

最後に、水槽メンテナンスの施工前後の比較をして締めたいと思います。まずは施工前↓がこちら。

そして、施工後↓はこちら。

この状態から、1~3カ月で↓のイメージ図に近づいていくことと思います♪

――ということで、また次回の記事でお会いしましょう♪ 今回も、お付き合いいただきありがとうございました。

大きな水槽は本当に迫力があって、とても綺麗な水景を作れます。――が、慣れない方はメンテナンスに朝~夜まで時間がかかったり、水質が安定しなくて維持管理に困ってしまうことも多いです。

大型水槽のメンテナンスやレイアウト作成、維持管理などに困ったときには、ぜひ徳留アクア工房までご相談ください。予算や目的に合わせて、色々とご提案できるかと思います。

 

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※ペットを販売する業者の社会貢献活動として、「不要になった水槽や飼育機材、飼い切れなくなったペット(熱帯魚、金魚、メダカ、昆虫、爬虫類、両生類、その他)の無料引取り」も行っています。詳細は↓をご覧ください。

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