2023年は奄美大島産の「アマミノコギリクワガタ」の繁殖にチャレンジします♪

今年もクワガタやカブトムシのシーズンがやってきました♪ 奄美の知人経由で「アマミノコギリクワガタ」が手に入ったので、私も繁殖にチャレンジしたいと考えて、飼育容器をセットしました。

今回は、アマミノコギリクワガタの繁殖に向かた飼育容器のセット方法を紹介します♪

なお、過去記事「スジブトヒラタクワガタの繁殖」↓はこちら。本土のヒラタクワガタの繁殖も、同様のセッティングでチャレンジできます♪

2023年は奄美大島産の「スジブトヒラタクワガタ」の繁殖にチャレンジします♪
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アマミノコギリクワガタの繁殖用ケースのセッティング

まずは、産卵木を半日ほど水につけて加水します。その後、半日、日陰で乾かして使用します。

なお、産卵木の中にカミキリムシの幼虫などがいるのが気になる方は、「加水後に電子レンジで30秒~45秒程度チンする」と、産卵木が加熱されて中の虫を死滅することができます。

今回の飼育セットは――
・中型のプラケース
・完熟発酵マット(クワガタ幼虫用)
・産卵木
・アマミノコギリクワガタ(♂1匹、♀3匹)
・羽虫避けのシート
・足場用落ち葉
――になります。

☆最初に、加水した完熟発酵マットをぎゅっと押し固めて底面5~8㎝程に詰めていきます。産卵木だけでなく、アマミノコギリクワガタはこの固くなった場所にも卵を産みますので、しっかりと固めてあげて下さい。

横から見た感じ↓。もうちょい追加して固めたら良い感じです。

底になるマットを固めたら、その上に産卵木を並べます。

今回は細めの産卵木だったので2本+輪切りの端材1本を使用します。

①産卵木の半分まで、ぎゅっとマットを押し固めて入れる→②半分より上は、ふんわりとマットを入れる。――という風にします。全部押し固めてしまうと、底面で酸欠になってしまう(という情報がインターネット上では多くあるようですので)、セッティングするときには気をつけてあげて下さい。

↓今回のアマミノコギリクワガタちゃん♂です♪

アマミノコギリクワガタは、日本で一番大きくなるノコギリクワガタとのこと。この子は65㎜程度のサイズですが、立派な大あごを持っています♪

↓のように、メスも一緒に入れてあげます。ノコギリクワガタはヒラタクワガタやオオクワガタのように、「オスがメスを噛み殺す」ことが少ない(むしろ、囲い込んで守るような行動が多い)ので、1ケースに1匹までならオスを一緒に飼育してもOKです。

餌のゼリーも忘れずに入れてあげます♪ 今回は、♂1匹+♀3匹で繁殖用セットを組みました。

早速、オスがメスを囲い込む行動が見られました。

ゼリーを入れたら、転倒防止用の落ち葉も入れます。ノコギリクワガタは大きな個体が多いので、転倒した時に元に戻れる足場がないと「転倒する→もがいても起き上がれない→弱って死ぬ」という残念なことになります。

落ち葉の他に木の枝も使えます。採集場所の近くで、良識の範囲内でもらってくる(私は知人から無農薬の落ち葉を貰っています)or100円ショップやホームセンターで購入すると良いです♪

羽虫避けのシートを挟みます。これをすることで、「乾燥防止」や「昆虫ゼリーに虫が湧くのを防ぐ」ことなどに繋がり、霧吹きする回数を減らせるなどのメンテナンスも楽になります。

最後に、蓋を閉めて完了です♪

気温が26~30度の場所に置いてあげます。例えば、日中エアコンが入っているリビングや涼しい場所(風通しのいい北側の部屋)などがおススメです。

私は、イモリの飼育をしている生き物部屋(26~28度管理)で管理していきます♪

 

まとめ:アマミノコギリクワガタの繁殖にチャレンジしてみます♪ 来年は、ウェブショップでCB個体を販売できる(かも?)

今回の記事では、アマミノコギリクワガタの繁殖について紹介しました。

この繁殖方法では、本土のノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ、オオクワガタなども同じような方法で繁殖にチャレンジできます。ぜひ、この夏にクワガタを捕まえたら繁殖にもチャレンジしてみてください。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪