ミジンコ育成セットのセッティング方法(2020年プレゼント企画)

このページでは、2020年5月15日から募集開始予定の『めだか無料プレゼント企画』の賞品である「ミジンコ育成セット」について紹介していきます。

ミジンコ育成セットが届いたら、ぜひこのページの内容をチェックしてみて下さい。なお、ミジンコ飼育はお子さんだけでなく、意外とお父さんがハマることが多いです♪ ミジンコという小さくて広い世界を楽しんでみて下さい。

ちなみに、今回のプレゼント企画は「新型コロナウイルス対策で外出を控えている方に笑顔を届けたい」「自分達にできる ことは何だろう?」という想いから始まりました。

鹿児島市でメダカや外国産ダンゴムシなどのネット販売& 物産館での生物販売を行っている徳留アクア工房と、それに賛同してくれた個人&団体の温かい気持ちと笑顔が、より多くの方に届くことを願っています。

ミジンコ育成セットの中身

ミジンコ育成セットの中身は、次の通りです。

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・ミジンコの乾燥卵+底砂(30~50匹以上、孵化する分の卵が入っています)
・ミジンコの餌
・飼育説明書(A4サイズ1枚)
・賛同してくれた有志の活動や事業紹介の資料
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なお、封筒に入れて定形郵便にて送られてきますので、ポストはこまめにチェックをお願いいたします。(ミジンコの卵は乾燥卵と言って、ある程度の気温変化に耐えられる卵なのですが……高温にさらすと孵化率が悪くなってしまいますので)

ミジンコ育成セットのセッティング方法

それでは、ミジンコ育成セットのセッティング方法について見ていきましょう。

家の中にある容器やバケツなどで、育成することが出来ます。

用意するもの

・ミジンコ育成セット
・飼育容器(2Lのペットボトル、洗面器、バケツ、プラケースなど)
・丸一日汲み置きをした水道水

セッティングの流れ

①飼育容器を準備

まずは、飼育容器を準備します。ここでは、お茶の2Lペットボトルを使用していますが、2~5L程度の水量が入る容器であれば何でも使うことができます。

今回は、手軽に手に入ることから2Lペットボトルを利用してますが、可能なら「口の広いバケツ」や「洗面器」などを使ってあげるとミジンコ育成の難易度を下げることが出来ます。

なお、ミジンコは洗剤などの化学物質に弱いので、飼育容器は綺麗に洗ってから使用して下さい。例えばジュースのペットボトルよりも、お茶やミネラルウォーターのペットボトルの方が安心です。また容器を洗浄する時も、洗剤は使わない方が安心です。

 

②飼育容器に水を入れて、丸一日放置

飼育容器に水を入れて、最低でも丸一日(24時間以上)放置します。
使用する水は普通の水道水で大丈夫ですが、汲み置きをして丸一日放置することで、「水道水のカルキ(消毒用の塩素)を無害化」します。これをしておかないと、ミジンコの孵化率がかなり悪くなります。

ちなみに、観賞魚用のカルキ抜きも市販されていますが、ミジンコの飼育では使わないほうが安心です。必ず、汲み置きをした水を使用してあげて下さい。

なお、雨水や井戸水、軟水のミネラルウォーターなどでもミジンコは飼育することが可能です。(硬度の高いミネラルウォーターでは、ミジンコの孵化率が悪くなります)しかし、雨水はPM2.5や排気ガスなどの化学物質が含まれることもあるため、住んでいる場所によっては注意が必要です。

 

③ミジンコの卵と土を投入

水を汲み置きして準備ができたら、容器の中にミジンコの卵を入れていきます。目安としては、2Lで袋の半分~全部を入れてみてください。

ちなみにミジンコの卵はかなり小さいので、静電気で袋に残ることがあります。袋を飼育水で漱ぐなどして、全て飼育容器の中に入れてあげて下さい。

中に入っている土のせいで飼育水が濁りますが、数時間~ひと晩で綺麗になります。このまま、明るい窓際(直射日光は当たらない方が良い)に置いてあげて、24~48時間が経過すると小さなミジンコが孵化し始めます。

ミジンコの卵が孵化する条件

ちなみに、ここで「ミジンコの卵が孵化する条件」を紹介します。この条件に一致しないと、孵化率が悪くなりますので、気をつけてあげて下さい。

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・水温は15~25度となるように管理する。
・明るい光(太陽光でもLEDでも可能)を1日あたり10時間以上あてる。
・24~48時間で孵化が始まるが、水温20度では2~4日目頃がよく孵化する。
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ミジンコが孵化したら餌をあげる

ミジンコが孵化したら餌をあげます。一度にたくさんの餌を与えると、水が汚れてミジンコが全滅してしまう原因となりますので……目安としては、耳かき1杯程度を飼育水に溶かすことから餌を与え始めると安心です。

ミジンコが増えてきたら、餌の量を少しずつ増やしていきます。

孵化したミジンコが増えてきたら、最終的には上の画像くらい(ポカリスエットくらいの濁り具合。一晩で綺麗になる程度の量)にドライイーストを与えることで、ミジンコを繁殖させることが出来るようになります。

ちなみに、今回のミジンコ育成セットに付属している餌の中身は、「魚用の人工飼料、ドライイースト、カルシウム&ビタミン粉末」になります。ドライイーストだけでもミジンコ飼育は可能ですが、ミジンコ飼育にさらに効果を発揮するおすすめの餌です。

ミジンコ育成セット・まとめ

ここまで、ミジンコ飼育について紹介してきました。ミジンコはメダカや熱帯魚、金魚などの良い餌として、観賞魚愛好家の間ではよく飼育されています。

適当な容器と水と土があれば、(極論ですが)飼育が出来るミジンコですが、上手に増やそうとなると意外と難しい生き物でもあります。

増えすぎて全滅したり、餌が足りなくて全滅したり、水が汚れて全滅したり……そうかと思えば、全滅した飼育容器を屋外に放置していたら、新しい雨水が入って、卵から復活したり。なかなか気まぐれな生き物です。

でも、そんなところがミジンコ飼育の面白いところかもしれません。例えば、今回のミジンコ飼育セットをセッティングして、もしもうまくミジンコが生まれなかった場合には「大きめの容器に入れて、雨水が当たる屋外に1週間くらい放置してみる」というのもひとつの手段です(笑)

難しく考えるよりも、意外とほったらかしの方が増えてくれる生き物ですから。

屋外放置は、洗面器やバケツ、カブトムシのケースなどがおすすめです♪

それでは、ぜひこの機会にミジンコ飼育に挑戦してみて下さい。小さな生き物の広大な世界が、あなたを待っています♪

↓5/21に発送報告とともに、ミジンコ育成の記事も追加しました。是非見てみて下さい↓