卵から「オンナダケヤモリ」の子どもが孵化しました!!+「チビはちゅ」や「チビいも」達への、活餌コオロギの与え方。

9月に知人から譲ってもらった「家にいたヤモリの卵(知人宅にあった)」が、先日孵化しました。

中から出てきたのは、「オンナダケヤモリ」というヤモリちゃん(のようです)。

もともと、私的にはオンナダケヤモリは真っ白なイメージでしたが、本日知人と話をしていたら「オンナダケヤモリ=黒地に白星が入る」ことを知り、「よく見たらうちの子、ホオグロヤモリじゃないじゃん!!」となったところでした。

(なお、ホオグロヤモリは、しっぽにとげとげがあるので、ある程度成長したら見分けられます。再生尾では、また変わるようですが……)

プラ容器にミズゴケに包まれて、卵の状態で奄美⇒鹿児島市へやってきて、2個ついていた卵の両方ともが孵化してくれました。

今では、活餌のチビコオロギを食べています。

活餌のヨーロッパイエコオロギの与え方

生まれたてのヤモリちゃんや、うちのチビイモリ達はーー↓のようなイエコオロギの小さな幼虫をモリモリと食べています。サイズ的には触覚を入れずに5mmくらいのサイズ。

時々、ダスティング(カルシウムやビタミンの粉をまぶす)ことも大切です。

↑のような感じで、1000円前後で購入できます。

カルシウム粉末のみ、カルシウム粉末にビタミンも含有するもの――がありますが、ビタミンの方は与えすぎると悪い影響があるようなので、10日に1回くらい使用します。カルシウム粉末は、私のところでは2~3日に1回程度、使っています。

↑のように、白くなったコオロギは視認性も上がります。地面との明暗差が出ることで、イモリたちの食いつきも良いようです。

なお、↓のように奄美で捕まえてきたアオカナヘビ(我が家の繁殖用)にも、イエコオロギは欠かせません。幼体はおなか一杯になるまで餌を与えて、早く大きくさせるのが一番ですので、基本的に毎日(時々お休みを入れて)イエコオロギを与えます。(ちなみに、水皿を入れないときには朝夜のたっぷりの霧吹きを忘れずに!)

ちなみに、今は↑のレイアウトからちょっと変更しています。寒くなってきて――「冬場のエアコンが効く室内で乾燥しすぎても、青カナヘビが脱水しないよう」に「水飲み場と観葉植物+生のハイゴケ」を入れて、湿度と水分を確保できるようにしています。

また、ベランダなどでの「バスキングの時間」が取れなくなりましたので、紫外線ライトを設置しました。(先日、LEDの紫外線ライトを導入してみましたが、短期間で紫外線を発生しなくなった模様です。なので、安心して使用できるGEX製の蛍光灯の電球タイプのライトを導入しました)

 

コオロギを活餌として与えるときの注意点(溺死対策)

なお、餌用コオロギの溺死は、水の劣化につながるのでなるべく避けたいですよね。

水皿の中に「熱帯魚のフィルター用のウール」や「生きたシノブコケやシダ植物などの水気に強い植物」をいれることで、コオロギが皿に落ちても死亡する確率を減らせます。

↓はうちの子いもりの飼育容器ですが――緑色の植物の部分が、実は水皿になっています。(水皿は深さ5cmほどのタッパー+爬虫類用のエサ皿を使っています。中には、ろ材用のウールを入れて、その上にクリハランの仲間を植えて(乗せて)います。

子イモリ達は、乾燥している場所~水皿の上まで、好みの場所を求めて自分たちで移動しています。また、竹炭を使ったシェルターの下も好みのようです。

ちなみに、イモリも「壁を登ります」ので、ご注意ください。気を抜くと、↓のように脱走をしてしまいます。1年目のチビいもりも、2年目の↓のような若いもりも、なぜか「新天地を求める」子たちが多いです(笑)

まとめ:爬虫類や両生類の繁殖には、「小さな活餌」が欠かせません

前回の記事で、活餌の販売の試運転に向けて試行錯誤しています――と紹介しましたが、実際に↑のように「まずは自家用で、いろいろと試して」います。

餌食いを考えると、最低限コオロギの各サイズがあれば良さそうではありますが、食いが悪い個体を育てるには手札は多ければ多いほど安心です。

コオロギ、ローチ、ワラダン、トビムシ、陸生貝類、ハエやアブの幼虫類、ミミズなどなど。餌として使える生き物であっても、チビイモリ達の方が小さかったら逆に餌になってしまうような生き物もいます。

(特に、採取した落ち葉や腐葉土を使うときには、「農薬+ムカデ・クモなどの肉食の生き物」は危険ですのでご注意ください。徳留アクア工房も気を付けながら採取の試行錯誤をしています)

――それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪

(↑1年目のチビイモリ、大きめの子です)