2023年3月某日、鹿児島市S様邸にテラリウム水槽の納品（販売と設置）へ行ってきました。
ご主人さんに「HPに載せても良いですか？」と伺うと、ぜひぜひとのことでしたので早速、こちらに掲載させて頂きます。ありがとうございます♪
ご依頼内容
①「フィロンデンドロン・バーキンを使ったテラリウムが欲しい」
②「設置場所はキッチンカウンターの横で奥行が22㎝程なので、それに納めて欲しい」
③「水槽の中身や植物の組み合わせはおまかせ」
④「日常のメンテナンスをなるべく簡単にしたい＆植物を枯らしたくない」
――とのことで、植物と器材を選定していきます♪
特に、「メンテナンス性」＆「耐陰性耐寒性（植物の室内栽培の容易さ）」を考えて、一緒に植える植物を選んだり、器材を選んだりしていきます。
例えば、今回は――
「フィロンデンドロン・バーキンを使いたい⇒寒い季節はヒーターで加温する方が良い＆それに合わせた植物の選定（アグラオネマの可愛い桃色など）」
「平日は仕事で忙しい⇒ライトの電源をタイマーで自動でON・OFF」
「冬に植物を枯らしたくない⇒爬虫類用のパネルヒーターを使って、安全に水槽内だけ保温＆光合成の促進」
「平日は部屋にいないことが多い＝カーテンを閉めたままの日も多い⇒水草用LEDライトで光合成を促進」
「平日に水やりを忘れてしまいそう⇒根腐れに強い植物だけ使ってメンテナンスフリーな水槽を実現する」
――などを今回ご提案できました。
使用した水槽＆植物＆素材など
（機材）
・国内メーカー産30㎝×20㎝×25㎝水槽（フタ、保護マット付き）
・水草用30㎝LEDライト
・爬虫類用パネルヒーター（植物の保温用に使用）
・バックスクリーンボード白
・Wi－Fiタイマー（ライトのONOFF管理）
（サービス品）
・ロングピンセット（掃除やレイアウトの調整に）
・給水容器（水やり用）
・植物用の万田酵素900ml（かなり効きます！）
（素材）
・水草用ソイル
・鹿児島産軽石
・鹿児島産流木
・シノブゴケ
・アグラオネマ・ビューティー（桃色が混じる左右の株）
・フィロンデンドロン・バーキン（中央の株）
テラリウム水槽の管理方法
（管理方法）
・普段は、LEDライトが自動でON・OFFしますので、時間通りに動いていることを確認するだけでOKです。毎日の手入れは不要です。
・1週間～10日に1回、底砂の水分量を確認します。根腐れに強い植物なので、底砂内の水位が指1本分程度から下がっていたら、万田酵素を入れた水道水を追加します。
・アブラムシやハダニ、羽虫などが発生した場合には対処（無料アドバイス～出張対応まで）いたしますので、徳留アクア工房までご連絡下さい。
テラリウム水槽の制作の流れ
①水槽内に底砂と軽石、植物と流木などを仮置きします。
②位置が決まったら、底砂を足していき植物を安定させます。
③底砂が軽石にまとわりつくので、ピンセットで取り除きます。
↓軽石に挟まった底砂を取ることで、見た目もすっきりします。
④水入れや霧吹きで水分を加えます。
↓ガラス面に水滴がついたままだと、カルキや水中の埃が白くこびりついてしまうので、ティッシュで水滴をふき取ります。
⑤＆⑥植物の根元にシノブゴケを植えて、そのまま10日～14日ほどライトを当てて管理し、植物の根を張らせます。（管理中の写真を撮り忘れてしまいましたが、ライトを当てながら2週間ほど置くことで、植物が底砂に根を張り始めて馴染んでくれます。）
⑦お客様の指定場所に設置して完了♪
お客様のご自宅の指定場所に水槽を設置して、器材をセットします。タイマーやライトの使い方などもご説明します。
まとめ：鹿児島市のS様、テラリウム水槽の設置をありがとうございます♪
鹿児島市のS様、テラリウム水槽の設置をありがとうございます。フィロンデンドロン・バーキンをメインでお使いになられたいとのことで、「耐寒性が低いこと（＝保温しないと株が腐れる）」に注意しながら水槽を設置させて頂きました。
最近の爬虫類用パネルヒーターは、安全性と利便性も高くて、電気代も安いというメリットがあります。耐寒性の低いフィロンデンドロンの栽培にもメリットが多いです。また、せっかく保温するならアグラオネマも見栄えがするということで、デザインにビューティーという品種を追加させて頂きました。
苔も観葉植物も生き物ですので、アフターフォローもしっかりとしていきます。設置した↓の水槽の状態から半年～1年で水槽内で植物も2倍程度に育ってくれることと思います。メンテナンスや害虫＆病気対策、トリミングなども無料～有料でのサポートをいたします。今後とも徳留アクア工房をよろしくお願いいたします♪
