(第二弾は8月5日開催!参加者も募集中です♬)鹿児島市立少年自然の家とその周辺にて「夏休みのクワガタ探しイベント」を開催しました♪~鹿児島市のクワガタ探し2023年版その①~

2023年7月22日の本日、鹿児島市立少年自然の家とその周辺にて「夏休みのクワガタ探しイベント」を開催しました。


「鹿児島市内でも多くのカブトムシやクワガタが探せる」ということを知ってほしくて徳留アクア工房&NPO法人愛らんどマルシェが合同で運営する『かごしま水槽会』で企画したイベント。

ですが、夏休みに入って2~3日という本日はーー本当に天気が良くて嬉しい反面ーーカブトムシやクワガタという夜行性の虫を採集するにはちょっと厳しいコンディションでした。

とはいえ、小さなクワガタが潜って隠れている木や樹液の出ている木なども見つけられました。

特に、カナブンやチョウチョがたくさん群がる木やスズメバチが樹液を吸いに来ている木などは「夜に来たら確実にカブトムシやクワガタが捕まえられる当たりの木」なので、少年自然の家の敷地外では採集にまた来てもらえたらなと思います。

足元や樹液の出方が見やすい昼のうちに場所にあたりをつけていて、暗くなってからピンポイントでクワガタやカブトムシを探すのが効率の良い探し方です。

鹿児島県内各地でも――国道沿いなどのクヌギの雑木林などでも「明るいうちに樹液が出ていないか?」を見て、夜に行くと――クワガタやカブトムシ採集を楽しむことができます。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。

本日は、参加者21名+私とスタッフの合計23名で、13時半頃~15時過ぎまで雑木林を歩きながら――
・受付順で、子ども達にお好きなカブトムシやクワガタ1匹プレゼント(事前準備していた鹿児島産のカブクワ)
・クワガタが集まる木の特徴(クヌギ・コナラ・シイ)
・スズメバチやマダニ対策&安全などの気をつけたいこと(長袖長ズボン+虫よけ+帰ったらお風呂に入る)
・樹液の出る木の見つけ方(日当たりの良い場所を探す&チョウチョやアリの行列を目印にする)
・質疑応答(金魚の飼い方、魚釣りの方法、ザリガニのいる場所などなど)
――について、紹介しながら虫探しをしました。

例えば、↓のような「カブトムシやクワガタの死骸」がある場所は、生きているカブトムシやクワガタも隠れている可能性が高いです。周囲の木を蹴ってみたり、樹液の出ていそうな木の根元を探してみたりしてみて下さい。

なお、「お腹だけ無くなっている死骸=カラスに食べられた跡」です。

夜のうちに樹液に集まっていたカブトムシやクワガタですが、明るくなってカラスに見つかると食べられてしまうことがしばしばあります。その場合、食べにくい頭部分(カラスも挟まれるのは嫌らしい)が残ります。

ちなみに、お腹が無くても余裕で動き回る個体もいます。昔、私も見つけて「生きているからもったいないなぁ」と持って帰ったら――1週間くらい余裕で生きていたノコギリクワガタを飼育した経験があります。とはいえ……なんだか、せっかくのカブトムシやクワガタがカラスに喰われるのはもったいない気持ちがしますので、「カラスよりも先に見つけて捕まえられる時間=夜明け」に昆虫採集をするのがおススメかなと思います。

↑のように、少年自然の家の中にはクヌギの森が広がるスペースもありました。

実物のクヌギの木やクリの木を見て、「幹に割れ目がはいっている」「葉っぱがトゲトゲやギザギザしている」「足元にどんぐりが落ちている」ということなどを紹介しました。また、自然の家の中に生えているマツやイチョウやクスノキとの違い(幹は似ているけれど、葉っぱの形が違う。細かったり、ギザギザがなかったり)も実物を見ながら紹介していきました。

また、暗い森の中よりも、雑木林の切れめや端っこにある「明るい場所&風通しの良い場所の方が樹液の出る木が多い」ということも紹介しました。↓の写真の木にはカナブンが鈴なりになっていましたので、夜に来たらカブトムシやクワガタが鈴なりですよ♪

まとめ:怪我や事故も無く、無事にイベントを終了できました。8/5にも同じ内容で第二弾を開催&参加者募集してます♪

おかげさまで、本日は無事にイベントを終了することができました。暑い中、ご参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。結構な距離を歩きましたので、今夜は涼しい場所でゆっくりと過ごされて下さいませ。

なお、配布や採集したカブトムシやクワガタの飼育や繁殖方法につきましては↓の記事と同じ道具とセット方法で飼育や繁殖が出来ます。(ノコギリクワガタやカブトムシ用に記事を作ることも考えてみたのですが……最近更新した記事と同じ内容になるなと気付きまして……)お時間のある時に、ぜひ見てみて下さい。

2023年は奄美大島産の「アマミノコギリクワガタ」の繁殖にチャレンジします♪
今年もクワガタやカブトムシのシーズンがやってきました♪ 奄美の知人経由で「アマミノコギリクワガタ」が手に入ったので、私も繁殖にチャレンジしたいと考えて、飼育容器をセットしました。 今回は、アマミノコギリクワガタの繁殖に向かた飼育容器のセット...

↑につきましては、幼虫の取り出し方(10月頃~)や幼虫の管理方法(個別容器に入れるなど)についても、追々紹介していきたいと考えています。ぜひぜひ、見てみてもらえたらと思います。

 

8/5のクワガタ探しイベント第二弾の開催と参加者募集

今回と同じ内容で、8/5にもカブトムシやクワガタ探し第二弾を開催いたします。7/22には、南日本新聞さんの南のカレンダーでも告知して頂きました。

参加費600円(保険代+資料代+子どもにおまけ:カブトムシやクワガタ1匹プレゼント)で先着20名の募集です。ある程度埋まって来てはいますが、今回のクワガタ探しに参加できなかった方やご興味がある方は、ぜひお気軽に徳留アクア工房までお問い合わせください。お電話でお受付となります。

鹿児島の生物観察や飼育繁殖についてのご質問やご相談は「徳留アクア工房&かごしま水槽会」へお寄せ下さい♪

今回のクワガタ探し講座は、徳留アクア工房&NPO法人愛らんどマルシェが合同で運営する『かごしま水槽会』が主催する第一回目のイベントでした。鹿児島の自然や里山の魅力などを、多くの人に「安全に」「楽しく」「ルールを守って」広げていけるよう、これからも企画をして行きたいと考えています。

例えば↓などを、今の段階では予定しています。

また、徳留アクア工房のホームページを見ていただくと分かると思うのですが、私も釣りが好きなので――かごしま水槽会でも魚釣りイベント(海・川・船)などを企画したいなと思っています。しかし、水辺での活動は団体保険の加入が出来ない(各自が自分の保険で対応することになる)という課題もあるので、ちょっと調整や準備が必要だなと思っている所です。

なるべく早期に、安心して参加できる釣り企画も立ててみたいなと考えています。秋の海釣りとか、魚も脂がのって美味しいのでぜひ実現したいのです!

――ということで、今後も色々な企画やイベントをして行きます。徳留アクア工房のホームページや南日本新聞の南のカレンダーなどでも告知いたしますので、ぜひぜひ、ご参加くださいませ。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪