先日、ポリプテルスのお引取りをさせてもらった時に「背ビレが指に刺さって出血する」ということがありました。
いつも熱帯魚を取り扱いしていて慣れている中、久しぶりの怪我でしたが、翌日にはかさぶたができて(腫れもなく)大丈夫な感じに。
でも、刺し傷は化膿しやすかったり、腫れて治りにくかったりもすることも有ります。下手すると、微熱〜38℃台の高熱まで出たりもしますからね。
ーーということで、今回はアクアリウムをしている方が、一度は気になった事があるかと思う「殺人バクテリア/アメーバー」とか「熱帯魚が保有している菌や病気が人間にうつるか?」の話です。
人畜感染症(牛からの出血性大腸菌とか鶏の鳥インフルエンザとか)って言って、畜産現場では動物⇔人間の病気の予防が大切だったりもしますから。
なお、↓は私を刺したポリプテルスちゃん(笑)20センチほどのまだまだ小型ですが、ぶすりとヤラれました。
お客さんの前だったので、私も平気そうに落ち着いているフリをしていましたが、結構、血が出て痛かったです(笑)

ーーで、結論から書きますが「熱帯魚から人に感染する病気は、【基本的なことを守った普通の飼育方法なら】魚の病気は人にうつらないので、問題は起こらない」です。
また、日本の場合は「殺人バクテリアやアメーバーは今のところ(まだ)入って来ていないようだけれど……いつ海外から(魚と一緒に)入って来るかは分からないので、頭の片隅に入れておいたほうが良い」というのが私の考えです。
殺人バクテリアとか、似たような怖いやつの殺人アメーバーとかはーー淡水や海水での怪我から感染したり、飛沫を吸い込んで脳に感染したりーー話を聞くだけでも怖いですよね。
なので「体力(免疫力)を日頃からつけておく」のと「手洗いやうがいなどの予防に努める」のが大切だと、考えています。
また重ね重ねになりますが、万が一、水槽周りや生き物関係で怪我をしたら「頭の隅に殺人バクテリアや未知の病気を入れておいて、覚悟だけはしておく(化膿や発熱したら早めに病院へ。お医者さんにもしっかり伝える)」っていうことも大切かな、とも私は思っています。
今回も、指が化膿したり、熱が出たら早めに病院へ行こうと事前に考えていました。
刺し傷は破傷風菌(一応、子供の時にみんな予防接種は受けているはずですが……)とかも怖いですし、甘く見て悪化したら指をなくすとかもありえますので。(糖尿病の方や免疫を抑えるお薬を飲んでいる方は、特に注意したいです)
☆
なお、生き物飼育の中では【基本的なことを守った普通の飼育方法】って言うのが曲者だったりもします(笑)
気を抜いたり、うっかりしていたり、疲れていて一手間をケチったりすると、普通じゃないことを人間はやってしまいますので。
☆☆
・生き物を触った後は、必ず手を洗いましょう。
・生き物の飼育水の水換え時は、(ホースを直接吸うなどして)飼育水を口に含まないようにしましょう。
・定期的な掃除で綺麗な飼育環境を整えましょう。
☆☆
ーーなどの病気の元と触れない&増やさない対策は、基本であり1番大切なことでもあります。
子どもとか特に、うっかり手を洗わずにおやつ食べたりとかしますので、親御さんが気を付けてあげて下さい。
例えば「亀を素手で触った後、手を洗わずに素手でおにぎり握って……しばらく常温で放置した後に食べる」ーーとかすると、(想像したくないですけど)健康な大人でもきっとお腹壊します。
亀にはサルモネラ菌を始めとした色々の雑菌が普通に居る(特にミシシッピアカミミガメなど)前提で、お互いのために手洗いすることが本当に大切です。


カタツムリとか、タニシとか、サワガニとかも「吸虫などの寄生虫」を持っている事が有りますので、お世話の後は手洗いを忘れてはいけません。
また、なかなか有りませんがーー
☆☆
・熱帯魚を(WILDの淡水魚は特に)加熱しないで、生で食べてはいけません。高い確率で寄生虫がいます。
・ろ過機を着けない水槽では、水が淀むとレジオネラ菌が増える危険性も有ります。加湿器の事故と一緒です。
・使用していたろ過機を取り外して、乾燥させると「濾過材に付いていた粉塵」が舞うので、吸い込まないように。風邪や肺炎になります。
☆☆
ーーなども、私が熱帯魚や生き物と関わっていて感じたことのある【感染症リスク】です。
特にろ過機。
上部式フィルターやスポンジフィルターを「洗うのが面倒くさいな……」って放置すると、ろ過機に詰まっていたヘドロが乾燥して粉塵になります。
コレを吸い込むと、体力落ちている時は一発で風邪をひきますので、気を付けて下さい。(まあ、ろ過機を外した時は放置しないで洗えば良いだけですが……恥ずかしながら私は、コレで2回くらい風邪ひきました 笑)
仕組み的には、粉塵の中に雑菌がいるのですがーー「洪水や津波のあとに家屋を片付けていて、レジオネラ肺炎になる」のと仕組みは一緒です。
泥の中に菌がいるので、ソレを吸い込んでしまうと(体力が落ちている時は特に)発症してしまうのです。
底砂のヘドロの中とかにも雑菌は普通にいるので、底砂掃除の時に「ホースを口で吸う」とかするのも、危なかったりします。
↓のように、1000〜2000円くらいで底砂クリーナーが売っていますので、そういうのを使ったほうが安全です。(とはいえ、私も学生の時はお金をケチって、ホースを口で吸っていました。おかげで雑菌への抵抗力は付いたかもです 笑)

ーーということで、今回はアクアリウムにおける生き物と人の間の感染症についての話でした。
普通の時はなんともなくても、風邪気味や疲れている時に「やらかす」と体調を崩してしまうのでーー生き物を触った後は手洗いとうがいをしっかりするように普段から気を付けていたいです。
アマガエルやイモリなど、人体への影響は少ないとはいえ弱い毒を持っていたりもしますからね。(例えばアカハライモリが毒を出すと、触っていて手がピリピリするのですが、その状態で目をこすると危険だったりします)
外国からたくさん輸入される熱帯魚。私も、色々な未知の雑菌に負けないように、体力つけて頑張ろうと思います(笑)



