熱帯魚やメダカ用の魚網の使い分けについて〜メーカー品と100均と専用品の違い〜

熱帯魚や金魚、メダカなどを飼っていると「魚網ってどれを買えばいいの?」と感じることがあります。

300円〜1000円ほどするメーカー品。ダイソーさんやセリアさんで100円で買える網。職人さんが作っているメダカや金魚の専用品。

年末に水槽15本の大掃除をして、魚網もたくさん使用しましたので、今回の記事では「魚網の使い分け方」を紹介いたします♪

100均は目が荒い&硬い。

見出しの通り「100均は目が荒い&硬い」印象があります。そのため「生体以外の物を掬う(水草の切れ端や底砂など)」に使います。

ただ、110円で色々なサイズが手に入りますので、そのメリットは大きいです。

水槽ごとに網を変えたり、予備としたり。サイズ分けして数本購入しておくと、メンテナンス時に使い分けが出来て便利です。

メーカー品は目が細かい&柔らかい。

メーカー品の方は、100均の数倍のお値段がするだけあって高品質な網になります。

生体を掬ったり、細かなウキクサを掬って処理するのに重宝します。

ただ、100均の網のように底砂を掬うと、目詰まりや破損をしやすいのでご注意ください。(使い分けしたほうが良いです)

なお、メーカー品の網とは言え、稚魚や体表の弱い魚、ヒレの折れやすい魚を掬うのには向いていません。

稚魚は普通の網で掬うと、体表がスレて死にやすいです。またエンゼルフィッシュやらんちゅうなどは、体重もあるのですぐにヒレ折れしやすいです。

専門品の網は「用途に合わせた使い方」で、メリットが生まれます。

体表がスレやすい魚や稚魚は、専用品の「飼育水ごと掬える魚網」を使うと良いです。

通常は編み目の部分が袋になっていて、飼育水が溜まるようになっています。

よく見かけるのは、メダカ用や金魚の稚魚を選別する網。小型魚全般を、ダメージ無く掬えるので私も稚魚の移動に重宝しています。

ただ、飼育水ごと掬う網は「魚を救い難い」ため、①大きめの普通の網で囲い込む→②専用品の網で掬って移動するーーというようにしています。

余談:柄杓やプラケース、大きめのビニール袋を沈めて水ごと掬うのも有り。

これは余談ですが、ヒレの折れやすいエンゼルフィッシュやらんちゅうなどは、大きめの柄杓やプラケース、ビニール袋等を水中に沈めて掬うのも有りです。

網で掬うとどうしてもヒレ折れが出やすいので、プラケースなどで水ごと掬うのです。

刃の鋭い魚や鱗の弱い中型〜大型魚も、暴れると網を傷付けたり、自重で内臓や背骨を痛めますので、同じように飼育水ごと掬います。

余談:プレコは素手で捕まえるのも有り。

プレコは、体表がガサガサしていて細かいトゲがあります。そのため、網で掬うと絡まってしまいがち。

また、大きく育つ種類もあって暴れると力も強いです。

なので慣れている人は、素手で捕まえることも多いです。頭の後ろをガッと掴んで+しっぽを掴むと大人しくなります。

↓はゆうパックの発送待ちのプレコです(笑)

まとめ:魚や用途に合わせて、魚網を選んでみて下さい

今回の記事では、魚網の使い分けと魚の掬い方について紹介しました。

なるべく生き物を傷つけないことで、病気の予防にも繋がります。

ぜひ、生き物飼育ライフの参考にしてみて下さいませ。