徳留アクア工房では、2024年9月から「アクリル水槽の受注販売」を一般向けにも開始しました。大型魚や海水魚飼育におすすめのアクリル水槽ですが、透明度の高さや加工のしやすさから水草水槽や両生類の水槽にもおすすめできます!
30㎝キューブ水槽で8,888円~、横幅60㎝×奥行30㎝×高さ45㎝の水槽で18,888円や28,888円~と「人と環境とお財布に優しい水槽」になっています♪ WEBショップで販売をしていますので、ぜひお時間のある時に見てみて下さい。メールでのお見積りも無料です。
※アクリル水槽の販売ページ:アクリル水槽 – 徳留アクア工房のWEBショップ(徳留工作工房) (aoi-amagaeru.com)
そこで、今回の記事では「アクリル水槽のメンテナンス方法」について紹介していきます。
ガラス水槽よりも透明度が高くて割れにくいアクリル水槽ですが、お手入れ方法を間違えると傷や曇りが出てしまいます。
適切なメンテナンスで、綺麗な水槽を維持してあげてください。
アクリル水槽のメンテナンス方法
アクリル水槽は、ガラス水槽に比べると「透明度が高い・衝撃に強くて割れにくい・フランジがあるおかげで(地震の)水漏れに強い・様々な加工がしやすい」などのメリットがあります。
その一方で、ガラス水槽に比べると「(素材が柔らかいので)傷がつきやすい」というデメリットもあります。実際、徳留アクア工房の徳留も「アクリル水槽の掃除は、ガラスよりも気を付けて施工」しています。
では、実際にアクリル水槽のメンテナンス方法の注意点について、紹介していきたいと思います。
①コケ落としなど、「お掃除や擦るのは水を張った状態」で「やわらかい素材」で「とても優しく」行う
アクリル水槽に傷がつきやすい事例は――「コケ落としや掃除で失敗」、「レイアウトの石などをぶつけて擦る」、「不注意で水槽に硬いものをぶつけてしまう」こと――が多いです。
特に、「コケ落とし」は水槽の美観を維持するために必要なことなので、日々のメンテナンスを考えるとどうしても避けては通れません。
とはいえコケ落としに関しては、「水槽を乾燥させた状態ではなく、水を張った状態で掃除する=摩擦で傷が入るのを防ぐ」ことで、目立つような傷になることを防げます。
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なお、アクリルよりも硬度(素材としての硬さ)が高いスポンジや金属製のスクレーパーで水槽面をこすると、あっという間に傷だらけになってしまいます。
アクリル水槽の掃除では、基本的に「メラミンスポンジ」や「ポリウレタンのスポンジ」を使って、優しく擦るようにしていきます。
(使わなくなったクレジットカードやプラスチック製のスクレーパーなどを使うこともできますが、慣れていない方や傷を入れるのが怖い方は、濡らしたメラミンスポンジがおすすめです♪ 慣れてきたら、スクレーパーがあると作業効率がアップしていきます!)
②水槽の外を拭くときも「濡らしたやわらかいタオル」を使う
水槽の外側も普通に生活しているだけで、「ホコリが付く」、「指紋が付く」などと汚れてしまいます。
ついついティッシュなどで拭いてしまいたくなりますが、アクリル水槽に関しては「濡らしたやわらかいタオル」を使って「優しく拭く」ようにしてあげてください。
乾いたタオルや乾いたティッシュペーパーなどでごしごし拭くと、細かな傷が入ってしまいます。
③水槽周りは「水だけor薄めた中性洗剤」が基本。「曇り止めの薬品」や「アルコール除菌シート」で拭くと白濁やクラックが発生する危険性も!?
水槽周りを拭くときは、「水で濡らすだけ」か「薄めた中性洗剤で拭いて、水で濡らしたタオルで二度拭きする」のが基本です。
特に、アルコールや溶剤系の洗剤類で拭くと「アクリル面が白濁」したり、「細かなひび(クラック)が発生」したりすることがあります。
傷を消すためにアクリル用の研磨剤で磨くことも可能ですが、コレもやりすぎるとアクリルの強度を落としてしまいますので――避けれる傷は予防するのが一番です。
※↓のような擦り傷は、内側であれば水を張ると見えなくなります。(逆に、外側の傷は水を張っても消えないので、予防して傷がつかないようにするのが一番です)
④繰り返しになりますが、スクレーパーは基本的に使わない。「底砂との境目の掃除」は鬼門になるので、要注意!!
繰り返しになりますが、アクリル水槽ではスクレーパーはなるべく使わない方が傷を防げます。とはいえ、大きな水槽ではメラミンスポンジだけでは永遠に掃除が終わらない……(特にコケがはびこってしまった水槽)ということもあります。
そんな時には、「プラスチック製のスクレーパー」や「使わなくなったクレジットカード」などのやわらかい素材のスクレーパーでコケを落としていきます。
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また、スクレーパーやスポンジで「底砂との境目」を掃除するときには、底砂を巻き込んで(水槽面と掃除道具の間に挟み込んで)しまうと「アクリル水槽にあっさりと傷がついてしまう」ため、底砂の巻き込みをしないように細心の注意をしてあげてください。
水中ではある程度の傷は消える――とはいえ、避けられる傷はなるべく避けたいですから。
⑤無理にこするのはNG。多めに水を張って「小型プレコや巻貝に食べさせる」「コケが生えないように予防する」のも一つの方法
アクリル水槽のコケは、基本的にはメラミンスポンジやクレジットカード(スクレーパー)を使えば、ほとんど落とすことができると思います。
ただ、「そもそもコケが生えないように予防する」のが、一番だったりもします。
・小さなプレコやオトシンクルスなどの壁面掃除をしてくれる生体を入れる(中型以上のプレコは、原則NG)
・巻貝(ラムズホーン、石巻貝、タニシ)などの壁面掃除をしてくれる生体を入れる
・水替えの頻度を多くしたり、底砂の掃除を小まめにする
・適切な量のコケ防止の薬品を添加する
――などの方法で、落とすのに困るようなコケが生えないようあらかじめ予防することができます。
まとめ:アクリル水槽の「お掃除のコツ」をおさえることで、より綺麗に水槽を維持できます♪
熱帯魚の飼育をしていると、ついつい「魚の飼育は、ガラス水槽で十分じゃない? アクリル水槽って高いし……」と思ってしまいがちです。実際、私もそうでした(笑)
でも、アクリル水槽はガラス水槽にない「透明度が高い」「衝撃や水漏れに強い」「色々な加工ができる」という大きなメリットがあります。
「より綺麗な水槽」や「気合の入った水槽」を作りたいときに、きっとアクリル水槽はあなたの味方になってくれます。ぜひ、アクリル水槽に興味がある方は徳留アクア工房までお問合せ下さい。メールでのお見積りも無料で行っています!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪
※↓徳留アクア工房では、アクアテラリウムやイモリ飼育におすすめの「上下の二段で水を循環させる水槽」も作れます。下段の水槽は60㎝規格水槽で、上段の水槽は横幅60㎝×高さ45㎝×奥行30㎝のアクリル水槽です。上段の水槽は、水深20㎝ほどのところに「塩ビソケット13径を付けられる排水加工」をしてあります。