商標『炭入り娘こおろぎ』にて、2023年4月25日商標登録願を申請しました

突然ですが――2023年4月25日に「ペットの餌用」と「人間の食用」として、『炭入り娘こおろぎ』という商標を申請してきました。

この商標は、徳留アクア工房と提携養殖場の「竹炭や木炭を使って育てられたコオロギ」に使用していきます。(また、規格を作って提携養殖場<コオロギやその他の生餌等>も今後募集できたら、楽しそうだなとも考えています)

 

炭入り娘こおろぎ™ ※商標登録申請中 に込められた意味

箱入り娘のように、「炭を使った飼育環境」で「大切に育てた」「こおろぎ」という意味が込められている商標になります。なお、コオロギの養殖に「炭(竹炭・木炭)」を使うメリットは、次のようなものがあります。

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①脱臭や消臭効果
②炭が隠れ家や足場になる
③炭を齧っても無害(紙製品はパルプやインクが不安)
④湿度調整をしてくれる(過湿と乾燥を防ぐ。コオロギが死ににくい)
⑤有害なアンモニアの吸収(コオロギが死ににくい)
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今回の商標の審査結果が出るのは6ヶ月後くらいになりますが、商標自体はどんどん使って行った方が良いとのことで、WEBショップの商品等(活餌、釣り餌など)に使っていきたいと思っています。

 

また、世間では昆虫食が話題になっていますが、昆虫の飼料化は今後まだまだ伸びていきそうな業界です。「食物繊維→タンパク質に効率的に変換」ができるのは、昆虫の強みです。

その一方で、「昆虫を食べるのは抵抗感がある」という方も多いと思います。徳留アクア工房は、コオロギやアメリカミズアブなどの昆虫を直接食べるのではなく、養殖魚の餌にすることで「誰もが抵抗感が無く、昆虫由来のたんぱく質を食料として口にできる社会」を実現できると考えています。

例えば「植物→昆虫→養殖魚の餌→人間の食糧→内臓等の廃棄物や食べ残しは肥料へ→植物」という循環が実現できる社会の一助に、徳留アクア工房もなれればと考えています。

なお、商標登録出願は、鹿児島県の特許や商標登録の支援を無償でされている「INPIT鹿児島県知財総合支援窓口」さんに相談に行き、弁理士の先生にも確認していただいて、自分で手続きをしました。

現在は電子申請も可能とのことでしたが、ソフトの設定やIDなども申請して取得することが必要でしたので、今回の申請は書面で行いました。今後、商標登録の手続きが進む間に電子申請の準備もしておきたいと考えています。(書面での申請では、電子化手数料なども必要ですので)

ちなみに、↑のように特許印紙が2区分申請で20600円必要でした。ちょっとお財布に痛かったですし、申請が通ったら追加で登録料が必要になりますが、必要な経費だと思って今回は申請しました。

「炭入り娘こおろぎ™」のTMの部分を「商標登録を示す記号(〇の中にR)」で表記を出来るよう、今後の手続きもしっかりしていきたいと思います♪

 

※追記:記事作成後、調べて知ったのですが――「™(トレードマーク)=商標登録すら不要で原則自由に使える」「〇の中にR(登録商標マーク)=商標が登録された後にしか使えないマーク」――というように、違いがあるようです。™は登録不要で原則誰でも自由に使えるのですが、登録商標マークは自分の登録商標以外につけると、結構重たい罰則があるようです。なお、〇の中にRは申請中でも使ってはいけないとの頃。私も、頭の中に入れておき、注意したいと思いました。

 

こおろぎ繁殖の環境も大幅に変更します!

以前の記事で、↓のように「こおろぎの臭い対策」をメインに置いた、土を使ったコオロギの養殖環境を紹介しました。ですが、今回の商標登録出願に合わせてコオロギの養殖環境を「炭を使った飼育環境(人間の食用にも使えるような清潔な環境)」に変更します。

また、隠れ家に段ボールや新聞紙などを使用していましたが、それも竹炭などに変更していきます。

竹炭や炭を使ったコオロギの養殖に尽きましては、企業秘密なところや試行錯誤している部分もありますので、ぼちぼち紹介していけたらと思います。

徳留アクア工房は、自家消費以外に販売用にも竹炭や炭を使って、清潔で長生きをするコオロギの養殖をしていきます。また、餌用のワラジムシやレッドローチ、ハニーワームなども取り扱い(自家養殖)を5月から開始します。今後の情報公開とWEBショップでの販売も、楽しみにしていてください。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪