「めだかのバクテリア」の使い方と効果について

こんにちは、鹿児島市で変わりメダカの販売(通販&物産館に出荷)をしている、徳留アクア工房の徳留です。

すっかり涼しくなって過ごしやすい毎日ですが、メダカの業者さんにとっては「10月末ごろまで」の今年最終の産卵シーズンですので、気の抜けない日々が続きます。

 

そんな業者の一人である私ですが……8月末頃から、物産館に新商品として「めだかのバクテリア」を出荷しております。

これは、いわゆる「PSB」とか「光合成細菌」とか言われるバクテリアの仲間で、メダカの飼育容器に少量を入れると「水質改善」や「メダカの病気予防」などに効果がある……と言われているバクテリアになります。

なお、あえて「……言われている」などと濁した表現をするかと言いますと、「バクテリア=生き物」なので、環境次第では効果が無かったり、逆効果になるような場合もあったりするからです。

元々私も、「バクテリアなんて、水中にも底砂にも、空気中にも水草にもいるのだから、あえて添加する必要はない」という人間でした。

 

でも、このバクテリアを使っている同業者さん(メダカ屋さん)の話を聞いて、試しに使ってみたら……あら不思議。産卵数のアップ、メダカの艶のアップ、水質の安定期間が長くなる、稚魚の成長が早くなるなどの効果が実感できたのです。

それ以来、このバクテリアを時々、飼育容器に添加しています。

めだかのバクテリアの添加方法

めだかのバクテリアの添加方法は簡単です。

10Lあたり15~30mlを目安として、薄めたりしないでそのまま添加するだけ。キャップで量を測っても良いですが、一番簡単なのは「100均のペットボトル用・スプレーキット」を買ってきて、めだかのバクテリアのペットボトルにつなぐのがお勧めです。

スプレーで3回~5回ほど、シュッシュ! とすれば、手が汚れることもなく、バクテリアを添加することが出来ます。

 

使用頻度の目安としては、1週間に1~3回を私のところではお勧めしています。毎日添加しても良いのですが、そこまで多くなくても効果は変わらないかなと感じていますので。

めだかのバクテリアの注意点

メダカのバクテリアの注意点としましては、1つだけ。

めだかのバクテリア、じつはかなり「臭う」のです。液体から硫黄のようなにおいがするので、室内でこぼしたりするとちょっと泣きたくなります。

 

そのため、室内でバクテリアを使う時には、先程お伝えした「100均スプレー」の方法を強くお勧めします。

室内でこぼしてしまうと、家族に白い目で見られますので……要注意ですよ?

まとめ:めだかのバクテリアを上手に使って下さいね

まとめです。めだかのバクテリア、上手に使うとかなり効果的な商品です。

また、これから秋が来て「水替えのタイミングが難しい冬」がやってきます。下手に冬に水替えをすると、稚魚が全滅してしまったり、成魚も白点病になってしまったりと――本当に冬の水替えは、慣れている人間でも気を使います。

 

そんな冬の水替えの頻度を少なくしてくれるのが「めだかのバクテリア」です。

秋にメダカ容器の大掃除をしてあげて、1週間に1回~2回めだかのバクテリアを添加してあげる……それで基本的には、水替え無しで春まで乗り切ることも難しくはありません。

繰り返します。

めだかのバクテリア、上手に使うとかなり効果的な商品です。お勧めですよ♪