Q.熱帯魚のリング濾材や生物濾材のおすすめを教えて♪ A.上部式フィルターや外部式フィルターなら高性能を謳う商品を、オーバーフローなら通水性(目詰まり防止)を確保できる濾材がおすすめです

熱帯魚の水槽を維持しているとーー「フィルターの濾材ってどれが良いのかな?」と感じてくるかなと思います。

上部式フィルターや外部式フィルター向けなどで、国内外の熱帯魚メーカーから色々な製品が出ていますがーー基本は「ウールで大きなゴミを取り除く物理ろ過(目詰まり防止)」「リングろ材などで生物ろ過(バクテリアに処理してもらう)」「着色が気になる時は活性炭やゼオライトを入れて吸着(常設しなくてもオッケー)」になります。

また、追加で「水草を茂らせて窒素分を吸収させる」「水槽にポトスやガジュマルなどの観葉植物を挿して、根っこに窒素分を吸収させる」のもコケ防止や水質改善には効果的です。

ーーという前提で。個人的に一番大切だと感じるのは、「生物ろ過」になります。

魚のフンや体液などから発生する「アンモニア(魚に毒性のあるもの)」を、比較的無害な硝酸塩にしてくれるのが生物ろ過の濾材に棲むバクテリアだからです。

なお、おすすめの濾材はタイトルの通り「上部式フィルターや外部式フィルターなら高性能を謳う商品=粒状濾材やリングろ材」、「オーバーフローなら通水性の確保(目詰まり防止)=リングろ材やドライボール」がおすすめです。

製品としては、500ミリリットル〜1リットルで1000円前後の商品で十分、もっと高い濾材は趣味の領域(お好みで)と感じます。

また、海水魚では「高密度のスポンジ濾材」も水質が安定する気がします(高性能な製品は1リットル2000円〜します。とはいえ、サンゴをしないのであれば前述のリングろ材や粒状濾材で十分で、しっかり効く印象)。

その他にも、大型水槽や池などで「安く&大量に濾材が欲しい」時にはーー溶岩石や大磯砂、園芸用の軽石なども使えます。

ちょっとピンボケしていますが、↓のように「バケツに入れてエアレーションかけるだけ」で、安く錦鯉の水槽のろ過を強化してくれます。

なお、これら生物ろ過ですが、目詰まり厳禁なので、定期的なお掃除が大切です。

「メンテナンスをサボって→濾材が目詰まりする→メタンガス(硫化水素など)が発生→水質悪化&水槽内の生態系崩壊(魚も最悪死ぬ)」ーーということになります。

一般的には、上部式フィルターや外部式フィルターでは1〜3ヶ月に1回は濾材洗いたいです。(水槽を見ながらですが……実務上では、色々と対策した上で半年に1回がギリギリラインかなと個人的には感じます)

また、肉食魚や大型魚などの水を汚しやすい(糞や食べ残しも大きくなる)生き物は、その分ウールや生物ろ過も目詰まりしやすいので上部式フィルターや外部式フィルターなら1ヶ月に1回は濾材洗いたいです。

もしオーバーフロー水槽で濾材を多く確保できる時でも、ウールをしっかり洗ってあげないと(リングろ材入れてても)目詰まりしやすいです。

なお、ホームセンターで一番安いウールで大丈夫です(大型魚向けには目が荒い物など、ウールも色々種類が有るのですが今回は割愛します)ので、大きなゴミやフンを濾して、ゴミが型崩れする前に洗ってあげるーーがオーバーフロー水槽の理想です。

(実務上では、やっぱり1〜2ヶ月に1回の洗浄が目安になります。とはいえ、大量のリングろ材を洗いたくはないので、ウール洗いだけで「リングろ材は触らなくても濾過槽を綺麗に維持できる」のが大切です)

ということで、今回は「生物ろ過(各フィルターでの選び方)」についてのお話でした。

極論、①目詰まりせずに②バクテリアがしっかり湧いて③水がキレイになる、ならろ過は何でも良いです。高くても安くてもーー極端な場合は全部ウールでも大丈夫ですし、全部リングろ材でも大丈夫です。

スポンジフィルターなんて「全部スポンジですが、しっかり水をキレイにしてくれています」よね。

目詰まりして硫化水素が発生しないのであれば、濾材は何でも大丈夫です。適度に汚れて、汚れたところにしっかりバクテリアが湧いてくれますから。

ーーとはいえ、上部式フィルターや外部式フィルターの容積は決まっていますので「なるべく効率よく」ろ過するなら、粒状濾材やリングろ材はお金を払う価値はあると思います。

メンテナンスのしやすさや費用対効果を考えて「物理ろ過(ウール)+生物ろ過(粒状濾材やリングろ材)」を選んでみると楽しかったりします♪

ぜひ、参考にしてみてくださいませ。