熱帯魚を飼育している人に「水槽の苔取り生き物のおすすめ候補を3つ教えて」と聞いたらーーほぼ必ず入って来るのが「ヤマトヌマエビ・オトシンクルス・石巻貝」でしょうか。

ミナミヌマエビとかラムズホーンとかもコケを食べてくれるのですがーー彼らよりも大きくて(かつ大きくなりすぎず)、他の魚や水草などに悪さをあまりしない(かつ水槽内で勝手に増えない)のがーーヤマトヌマエビや石巻貝のメリットだったりします。
ーーということで、今回はヤマトヌマエビのお話です。
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ヤマトヌマエビは日本各地の清流に棲み、アクアリウムでも古くから飼育されている生き物です。
繁殖は難しい(淡水→汽水→海水→汽水→淡水と成長段階で生息域が異なる)ため、現在ペットショップなどで流通しているヤマトヌマエビは採集されたものが多いと思われます。
(実際、水槽内で卵を持つこともあるので殖やしたくなりますが……調べてみるとなかなか大変な手間と時間がかかるようです)
なお、鹿児島県内や宮崎県、熊本県にもヤマトヌマエビの生息地はあるようですがーー私は捕まえたことはありません。ほぼミナミヌマエビとかミゾレヌマエビ、スジエビ、テナガエビです。

日本各地に棲むことから、飼育温度は(個体差や年齢も有りますが)夏の30度〜冬の0度くらいまでは耐えてくれます。
通常の熱帯魚や水草を飼育する温度であれば、3〜5年と長生きしてくれる個体も多い印象です。
なお、スジエビと違って「他の生き物を襲う」ことは無いようですが、「弱ったメダカや小魚を食べる」「枯れかけた水草をかじる」という場面は、しばしば遭遇します。
また、逆にエンゼルフィッシュや肉食魚などの「エビが口に入るサイズの魚」にとっては、ヤマトヌマエビは良い活餌でしかありません。
エンゼルフィッシュは吸い込むようにエビを食べますし、フグの仲間は齧るようにエビを食べます。
混泳させる時は、熱帯魚ショップの店員さんなどに入れてみて大丈夫かを聞いてみると安心です。
ーーということで、今回は「ヤマトヌマエビのお話」でした。また次回の記事でお会いしましょう♪


