熱帯魚の病気と予防について〜マツカサ病&ポップアイ〜

熱帯魚を飼育していると、たまに魚が病気にかかることがあります。

水槽内の底砂や水草に自然に存在する菌などが、水温低下や水質の変化、個体の老化等による体力や免疫力の低下で悪さをして発病します。

今回の記事では、マツカサ病とそれに伴うと思われるポップアイ(目の飛び出し)について、写真で紹介します。

マツカサ病は、「魚のうろこが立って、松ぼっくりのように見える」のが特徴的な病です。

身体の水分調整が上手く行かず(浮腫が出て)、うろこが立ったように見えます。

また、眼球内の水分も増えるためポップアイ(目が飛び出したり、デメキンみたいになること)が起こりやすいです。

なお、マツカサ病の治療は(市販の治療薬もありますが)なかなか難しいのが現状です。

・水温低下

・底砂を混ぜて水を濁らせる

・スレ傷ができる

・老成個体は安定した飼育環境で飼う(水槽の移動をなるべくしない)

ーーなどの予防に努めます。また他の魚が元気なのに、1匹だけマツカサ病になるようなときは別の水槽に隔離してあげると安心です。

今回は、マツカサ病について紹介しました。まだまだ寒い日が続きます。熱帯魚水槽の水温管理に気をつけてあげてくださいませ。