(後日談)シダ植物を胞子から栽培してみよう♪(獅子葉マメシダ・海外産シダなど)⇒ビカクシダ・リドレイや獅子葉マメシダなど一部の容器で小さな株が出てきました!!

2023年2月に『シダ植物を胞子から栽培してみよう♪(獅子葉マメシダ・海外産シダなど)』という記事を書いたのですが、7月頃から一部の容器で小さな株が出てきましたので、報告したいと思います。

まずは過去記事は↓こちら。用土や容器のセット方法などが載っていますので、お時間のある時に良かったらお読みください。

シダ植物を胞子から栽培してみよう♪(獅子葉マメシダ・海外産シダなど)
テラリウム、コケリウム、イモリウムなどが好きな私ですが――簡易温室をつくったせいでおかげで、「国内外のシダを冬場でも胞子から栽培することにチャレンジできる!」と気付いてしまいました♪ 園芸店でよく見るアジアンタムやシダの仲間、奄美大島のオオ...

 

胞子からシダの芽(正確には子株?)が出てきました!

シダの胞子から小さな芽が出てきました。(……と言っていますが、正確には胞子から出るのは子株になりますね。種子植物なら芽で合っているのですが、シダの胞子は種ではないので……詳しいところは、グーグル先生に各自聞いてみて下さい)

子株が出たのは「ビカクシダ・リドレイ」「獅子葉マメシダ」です。その他の海外産の胞子は……今のところほぼ変化なしですが、様子を今後も見たいと思います。

↓まずはリドレイ。成長したら鹿の角のようになるので、とてもカッコいい品種です。1mmにも満たない株ですが、しっかりと緑色をしています。

↓獅子葉マメシダはこちら。6月に変化に気付いた最初のころは「葉っぱに生えたアオカビかな?」とも思いましたが……8月に入ったら株っぽくなりました(笑) なお、私のスマホではこれ以上ズームしてもうまく映らないという状態で……今後の成長に期待です。

↓ちょっと引いた写真はこちら。

……うん、写真だとよく分かりませんね(笑)

正直、2月に胞子を撒いて⇒5月6月に変化が無くて⇒7月に捨てようかな?と容器を見たら、何か生えてた!!というのが今回の状況です。胞子から変化があるまで半年くらいは普通にかかるよと聞いていたのですが、まさか生えているとは……とびっくりでした。

(余談)
これは私の感覚なのですが、「胞子を容器にまんべんなく撒く」よりも「胞子を狭い範囲に撒く」方が、子株の発生が良いようです。今回、子株が出てきた2つは「元々の胞子がたくさんあった(ビカクシダ)」「胞子嚢が付いていた葉っぱから子株が生えている(マメシダ)」なので、今後シダ植物を胞子で増やす時には胞子同士が受精しやすいようにやや位置が近くなるように撒いてみたいと思います。

 

容器の管理方法

なお、容器の管理方法についても紹介します。

(2~3月):簡易温室で18~20度で管理。
寒い季節は簡易温室で18~20度程度で管理しました。水草水槽のLEDライトの木洩れ日が当たる場所にて管理です。

(4~6月):リビングの明るい場所で管理
暖かくなってきたら、リビングの明るい場所で管理しました。こちらも、リビングの水槽横でLEDライトが当たっています。

(7~8月):リビングの明るい窓際で管理
子株が生えていることに気付いたので、リビングの明るい窓辺で管理しています。直射日光が当たらないよう、レースのカーテン越しの光をあてています。

――というような管理になります。

また、給水や追肥などは、2~6月まで一切していない(容器に蓋をしてそのまま放置)⇒7月に万田酵素を入れた霧吹きで水分を軽く追加という状態です。

まとめ:シダ植物を胞子から増やしてみませんか?

シダ植物を増やすには「株分け」が一般的ですが、胞子から増やすのも味わいがあって楽しいです。とても気を長くして、2~3年計画で植物と付き合う気持ちが必要ですが(笑)

また、胞子から増やすと「変異株」と出会える可能性が高まります。獅子葉のマメシダも変異株の1種類なのですが、斑入りや矮小化なども胞子から増やすと時々、出て来てくれるシダ植物も少なくないようです。

今後も、経過を報告したいと思います♪ それでは、また次回の記事でお会いしましょう♪