外国産ダンゴムシ&外国産ワラジムシを飼育してみよう!(当工房のネット通販でも生体が購入できます♪)

外国産ダンゴムシ&外国産ワラジムシを飼育してみよう!――ということで、今回の記事では、ちょっとマニアックな外国産奇蟲の世界をお届けします。

なお、徳留アクア工房のネット通販サイトでも、外国産ダンゴムシ&外国産ワラジムシの生体を販売しています。現在は、まだまだ取り扱い品種が少ないのですが……ご希望の品種があれば「お取り寄せ」することも可能ですので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

それでは、外国産ダンゴムシ&外国産ワラジムシの飼育について紹介していきます!!

外国産ダンゴムシ&ワラジムシの飼育に必要なモノ

・飼育容器(100均の大き目のタッパーなど)

・熱帯魚用のソイル(150ccほど)

・クヌギなどの広葉樹100%の朽ち木粉砕マット(クワガタ飼育用のモノ)

・広葉樹の落ち葉(0.5Lほど)

・ハイゴケもしくはシノブゴケ(ひとつかみ。無ければ園芸用の乾燥ミズゴケも可)

・汲み置きした水道水(湿度は重要です!)

・餌(熱帯魚や甲殻類飼育用の人工飼料)

・霧吹き(補水に使います)

外国産ダンゴムシ&ワラジムシの飼育機材のセット方法

用意した飼育容器を水で丸洗いします。タッパーなどは、型抜きした時にシリコンオイルなどの「金型から剥がしやすくする薬品」が少量付着していることがあるためです。

なお、水道水でしっかり洗えば大丈夫です。洗剤は、飼育する生き物に悪影響があることもあるため、使わないほうが良いです。

準備ができましたら、いよいよセッティングに入ります。

飼育容器にソイルを敷く

飼育容器に、熱帯魚用のソイルを敷きます。腐葉土の水はけを良くして、腐葉土が腐るのを防止してくれます。厚さは1㎝以下(5~8mm前後)で大丈夫です。

腐葉土(昆虫マット)を入れて、水を加える

次に、腐葉土を入れます。カブトムシ飼育用の発酵マットではなく、クヌギを粉砕したクワガタ飼育用のマットが外国産ダンゴムシ&ワラジムシには向いているようです。

厚みは3~5㎝程にしておきます。容器内の水分確保のためには、「すこし厚いかな?」と感じるくらい腐葉土を敷くことをお勧めします。

傾斜をつけることで、飼育容器内の湿度にも高低を作ることが出来ます。それに合わせて、ダンゴムシ&ワラジムシが自分で好きな湿度の位置を決めて移動してくれるようになります。

おおよその分量が決まったら、汲み置きした水を加えていきます。水分量は「手で握って水が染み出ない」くらいが目安です。(クワガタやカブトムシを飼育している人なら、何となく分かるかと思いますが……雑木林の林床のイメージです)

腐葉土が、べちゃべちゃしているとダンゴムシ&ワラジムシが溺れる原因にもなります。水を入れ過ぎた時には、乾燥した腐葉土を追加して水分量を調整してみて下さい。

ハイゴケなどのコケを入れる

続いて、ハイゴケやシノブゴケなどのコケを飼育容器に入れます。これを入れることで、「隠れ家」になるだけでなく「緊急時の餌」や「水分確保の貯水タンク」の役割もしてくれます。ハイゴケやシノブゴケが手元になければ、乾燥ミズゴケ(園芸用)を流用することも可能です。(なお、ハイゴケやシノブゴケは徳留アクア工房の通販サイトでも販売しています。要チェックです♪)

また、コケの他にもお好みで朽ち木を入れるのもおすすめです。クワガタ用の産卵木や足場用の木を入れておくと、ダンゴムシやワラジムシが好んで隠れてくれます。

生体(外国産ダンゴムシ&ワラジムシ)を入れる

そして、いよいよ生体を入れていきます。なお、用意している落ち葉は、生体を入れた「後」に入れます。

ふんわりと落ち葉を入れる

最期に、落ち葉を入れていきます。落ち葉は「保温&保湿」や「餌」や「足場」などの役目をしてくれる大切な存在です。落ち葉を入れることで、繁殖の難易度を下げることが出来ます。

なお、使用するのは「昆虫用の無農薬の落ち葉」であることが大切です。農薬や排気ガスで汚染されていると、虫がポロポロと少しずつ弱って死んでしまいます。ご自身で採取してくる時には、採取場所の環境に気をつけて下さい。

(なお、徳留アクア工房の通販サイトでは、無農薬の落ち葉も販売しています。宮崎県産の個人所有の山の中で採取したものですので、安心です♪)

外国産ダンゴムシ&ワラジムシの餌のやり方

続いて、餌について紹介します。外国産ダンゴムシ&ワラジムシの餌は「甲殻類用の人工飼料」がおすすめです。甲殻類(エビ)向けに作られているので、カルシウムやミネラルが豊富だからです。

(なお、徳留アクア工房の通販サイトで販売している餌は、これら甲殻類の餌にオリジナルのカルシウム&ミネラル粉末を添加して、栄養を強化してあります。繁殖などにおすすめの実績がある餌です♪)

餌は、飼育頭数によって違いますが……「1週間に1頭当たり1粒」を目安に与えています。これは、飼育容器内に落ち葉(=餌)をふんだんに入れているから許される量です。人工飼料は「あくまでもミネラル&カルシウム補充のための餌」と割り切って、徳留アクア工房では与えています。

外国産ダンゴムシ&ワラジムシの補水のやりかた

外国産ダンゴムシ&ワラジムシの飼育容器は、湿度をそれなりに保ってあげる必要があります。なので、餌やりのタイミング(1週間ごと)で補水してあげて下さい。

補水の方法は簡単。霧吹きで「塩素を抜いた水(汲み置きをした水)」をシュッシュと「飼育容器の壁面」と「コケ」に吹き付けるだけ。

生体に直接吹き付けてしまうと、水で窒息してしまう個体(小さな個体は要注意)もいますので、あえて壁面に霧吹きをします。コケに霧吹きをするのは、水分をコケに含ませることで、保湿効果を高めるためです。

なお、水道水をそのまま霧吹きするのはお勧めしません。水道水中の塩素が、外国産ダンゴムシ&ワラジムシに悪影響を与える可能性があるからです。必ず、汲み置き(バケツなどに水道水をいれて、一晩そのまま放置する)して塩素をとばしてください。

まとめ:外国産ダンゴムシ&ワラジムシの飼育方法

ここまで、外国産ダンゴムシ&ワラジムシの飼育について紹介してきました。ダンゴムシやワラジムシは、小さな男の子の遊び相手でもありますが――今、「大きな男の子(永遠の男の子とも言う?)」の遊び相手として、ひっそりと流行している存在でもあります。

綺麗な品種や大きくなる品種もいますし、外国産ダンゴムシ&ワラジムシの動きは見ているだけでも飽きません。繁殖も簡単な品種が多いです。

興味が湧いたら、ぜひ、外国産ダンゴムシ&ワラジムシの世界を覗いてみて下さい♪ 徳留アクア工房の通販サイトでも、「生体販売」や「お取り寄せ」をしています!